札幌にて(1)  by ★☆とーる☆★ その9





 



 浪漫さん、こんにちは。今回は、札幌に居る、裕美について書きたいと思います。

 裕美とは、なんかいつも同じで申し訳ないのですが……、やはり、某大手SNSで知り合いました。
 歳は38歳で3人の男の子がいます。一番上の子は昨年高校に入学しました。

 裕美とは、そのSNSで同じコミュニティに入っており、そのコミュニティが、要は、婚外恋愛のコミュニティになっており、仲間内で、非公開で、お互いの彼氏彼女(もちろん、婚外恋愛・不倫ですが…)のことを話すコミュニティになっておりました。

 裕美とそのコミュで出会ったのが、一昨年の7月くらいだったでしょうか……。その時は、お互い別の彼氏彼女がおり、お互いにデート話等、他のコミュのメンバーと共に、面白おかしく、やっておりました。
 私は、一昨年の12月にあさみという女性に振られて、相当落ち込んでおり、ちょうど裕美も彼氏と上手くいっておらず、いつ終わっても仕方のない状況でした。
 コミュではすでにメンバー同士は、写メを公表しており、公表した時に、裕美から元カレに似ていると、言われていました。

 私が振られて落ち込んでいるときに、一番積極的に慰めてくれたのが、裕美でした。お互いソフトバンク同士だったので、裕美から、そのソフトバンクの番号を教えてきました。なかなか積極的な主婦だなぁ……と、その時は思いました。  ソフバンのただ友を利用して、毎週話すようになるまでは、時間はあまりかかりませんでした。
 前の彼女のあさみが、ハスキーボイスだったからかもしれませんが、裕美の声は、可愛らしく、全く正反対の声に、ときめきました。

 時間が経つにつれて、お互い色々なことを話すようになり、自然とエッチな話にもなり、また、裕美は積極的で、私のことが好きだと言ってくれました。
 私は、男ですから、女性に好きだと言われたら、それは……、もう……、好きと返すしかないでしょう。

 二人は意気投合するようになり、私は、昨年の3月に東京出張があったので、小松から羽田に行くだけでよかったのですが、小松から新千歳、新千歳から羽田……、というように、1日、裕美のために時間を取ったのでした。

 新千歳まで裕美が迎えに来てくれるというので、そこで初めて写メ以外で目の当たりにするのですが、少しガッカリしました。
 ポチャということは当然聞いてはいたのですが……、まぁ、確かに、すごいデブかと言えばそうでもないかもしれませんが、私の許容範囲を少し超えていました。
(浪漫さん…まぁ…毎回毎回…そう上手くはいきませんよね……)
 とにかく、気を取り直して、自らを鼓舞して、今日という日を楽しもうと……、決意しました。

 札幌に移動し、○丸のブッフェレストランで、気軽にお互い好きなものを食べて……、それから、カラオケに行きました。
 そこで、飲みながらお互い唄って、程よい気分になったころ、裕美が私の目を見て、黙っているのです。

 私は、参ったなぁ……と、思いましたが、しかし、ここで、kissしないわけにはいかないので、裕美を抱きしめてkissをしました。やはり、見た目もポチャですが、抱きしめてもポチャでした。
 そして、そのカラオケボックスからタクシーで、予約してある、ノ〇テルに向かいました。
 部屋に入るなり、裕美は抱きついてきて、二人はベッドに倒れこみました。

 私も、もう半分やけ気味に、もうこうなったら、やるしかないと……、覚悟を決めたのでありました。
(一夜限りのアバンチュール体験告白掲示板より 2010年3月18日 男性 会社員 43歳)

 
 許容範囲を超えたポチャ……。こうなったら、やるしかないと、覚悟を決めた。あ〜、わかります。思わず、「ウンウン」とうなづいてしまいました。ネットで知り合って実際に会う場合、誰しもこういう経験があるのではないでしょうか? ポチャが云々ということではなく、人、それぞれ、色々な好みと許容範囲があるよね〜、っていうお話。浪漫はそれまでのメールのやりとりの中で、さりげなく、でもしっかりと、自分のゾーンかどうかは、確認するようにしています。

 
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