初夏の出来事2  by ゆり その27





 

 「…なに?」
「ん… 久しぶりだったからちょっとキスがしらくなっただけ…」

 そう言うと、私の後頭部をそっと持ち上げてキス。
 なんとなく、唇を触れ合うぐらいでも気持ちがあれば、ディープよりもよく感じてしまうんですよね〜。
 次第に、ちゅ、ちゅ…と角度を変えながらキスして、ちょっと乗り気になってきました。

 とりあえず、ワンピースみたいなのを着てたんで、少しだけ自分で裾をめくってアピールしました(笑)
 すると、キスしながらでも気付いてくれたのか、彼の手が少しずつ太ももをつたって、大切な所に近づいていくのがわかりました。なんとなく、変な雰囲気になっちゃって、その雰囲気をぶち壊そう、と考えてました。
 だって、なんかエロい雰囲気って恥ずかしいから。

「ともや…なんか手つきがエロい…」
「くすっ、ゆりにだけ…」
「んあっ…!」
 けど、そんな抵抗は無意味で、逆に不安気な顔が彼のS心をあおったという…。

 キスをやめたかと思ったら、耳に移動して、耳朶にそってペロペロと舐められました。なんか、あそこが疼くような…変な感覚。
「やめて…」
 そう言っても、案の定やめてくれず、しまいには耳の中へ舌をねじ込んできました。
 お風呂入ったから、綺麗でそれはいいんだけど…
 耳が弱い私にはたまりませんでした。

「ひあっ・・とも…やめて……ん!」
「…もう濡れてる…」
「んぅっ……ともや、だから…だもん」

 耳朶をかじりながら秘部を触ってくるから、始末が悪い。
 そろそろ胸とか触ってくんのかな〜?て思ってたら、コンコンと不吉な音が…。
 まさか!! と思って、マンガみたいにサーーッと血の気がひく感じがしました。
 けど、そんな音にも微動だにしない彼はスタスタとドアのとこまで行きました。
 その間、私はとりあえず乱れたパジャマ直し。

 どうやらお母さんだったみたいで、メロン切ったからどうぞ…ということだったんだけど。
「う〜〜…! すっごいビックリした!」
「まぁまぁ。とりあえずまだ時間あるからメロン食いなよ」
「…はーい…」
 一端、お母さんに中断されてしまって、とりあえず雑誌を見ながら黙々と食べてました。

 エッチはちょっと思い出せないので、省略します! 本当にゴメンナサイ!!
 そして、ヤり疲れたのか、お昼近くまでぐっすりと眠ってから、市電やら地下鉄やらにのって自宅へ帰りました。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2007年8月8日)

 
 あらまあ、エッチの部分はもう覚えていなくって、ってことですね。でも、なんだかラブラブな雰囲気はよ〜く伝わってるように思えるのは、私の気のせいでしょうか? 昼まで眠るほどヤリ疲れたってことですから、覚えていられないくらい、あんなことや、こんなことや、そんなことや……うっわ〜。激しいんですねえ、ゆりさんって。でも、女の子が「ヤリ疲れた」って、もう少しお上品な表現とかは、なかったかな?(笑) いや、ストレートなのは、浪漫は好きですよ。

 
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