初夏の出来事1  by ゆり その26





 

  先月ぐらい、私の両親が他県に出張というころでともやの家へGO。彼の両親に言うと、あっさり泊まることを許してくれました。
 あらら? なんか拍子抜け。

 まずは久しぶりに会ったということで、土曜だし軽くデートへ。
 大通公園を通り抜け、まだ北海道は桜が枯れかけていたけれど、ひっそりと残っていたので花びらのつかみ取りをちょっと楽しみました(笑)
 人通りの少ない裏路地に抜けていたので、ともやはそんな私の様子を眺めていて一言。「…小学生みてぇ…」と。
 ちょっとムッときて、意外と彼の弱点の鎖骨をくすぐりました。

 ともやが降参すると、襟をつかんでキス。
 触れるだけのキスだったけど、久しぶりだったのでやっぱりドキドキでした。
 その後はファーストフードをとったり、無理言ってプリクラとったり、本屋へ行ったり…と満喫しました。

 彼の家に着いたのが午後7時。家にお邪魔すればシチューの匂いが漂ってました。
 お邪魔します、を言い、ともやの部屋に入りました。

 そこでちょっとほのぼのタイム。
 ベッドに座り、壁によしかかり胡座をかいていたともやの足の間にスッポリとはまりました。
 上半身をともやに寄り掛かり、少し彼の匂いを感じてました(笑)
 その間、ともやはiPodでひらすら音楽を聴いてました。相変わらずマイペースな私たちです。

 長い間っていうか少しですが、会っていなかったのでちょっと甘えっ子モード。
 体をともやの方に反転させ、首に手をまわしキュッと抱きついて肩口に顔をうめました。顔をちょっとグリグリさせて、私は匂いフェチなところもあるのでまた匂いを楽しむ(笑)
 彼はそんな様子をクスッと笑い、私のまだ長かった前髪をすくい上げ、こめかみにキスをおとしてくれました。

「……意地悪…。」
「何が?(笑)」
「……口にして…。」
 そう言って顔を上げれば、昼とは違うディープキスを。
 私の歯列をなぞって、歯の隙間から舌を入れてきて。私からも必死に絡めました。

…くちゅ…ぴちゃ…。
 と、いやらしい水音が響いて私のキスも熱くなってきたところで…。
 こんこん。
 どうやらともやのお兄ちゃんが夕飯の誘いで来たそうです。

 慌ててキスをやめ、ちょっとほてった顔で夕食をいただきました。やっぱりともやのお母さんの料理はおいしい★
 空腹感をみたされたところで、お風呂に入りました。
 そしてその後、彼が。
 私が一応持ってきたネグリジェみたいな長めのワンピースみたいなパジャマを着て、髪を乾かしているとともやが。
「あ。気持ちよかった〜?」
「ん…。俺、ゆりが使ったあとのバスタオルでいいや。それ頂戴、髪ふくから。」と言ったので、もう髪は乾きかけてたので渡しました。

 それからは普通に学校やらテレビやら芸能やらの話。
 全然恋人らしい雰囲気はなかったので、たまに友達に突っ込まれますが(笑)
 そして、9時ぐらいになったときなんとなくベッドでゴロゴロしていたら、ともやがそっと上に覆いかぶさってきました。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2007年7月4日)

 
 あ、いよいよこれから、というところで、「続く」じゃないですかあ。まあ、いいや。楽しみにしておこうっと。ところで、彼の御両親にあっさりお泊りを認めてもらえてよかったですね。きっと「うちの息子にも、泊まりに来てくれる彼女ができたんだ」と御両親も喜んでおられたのでしょう。

 
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