「わお〜」な想い



更新終了のお知らせ  
 パワフルオンライン作家リングのメールマガジンを廃止し、登録者以外でもご覧いただけるように「ウエブログマガジン」へと移行しました。
 これにともない、メルマガ誌上で掲載していた「湖畔の宿」という管理人の徒然を綴るコーナーも「ウエブログマガジン」に移行、「わお〜な思い」と類似したコーナーになることから、「わお〜」を廃止して、「ウエブログマガジン」に統合することといたしました。
 今後は、「パワフルオンライン作家リング ウエブログマガジン」にてお楽しみください。

 長い間、ありがとうございました。


ゼロ金利解除  2006/08/06
 この話題について、書こう書こうと思いながら、今頃になってしまった。ちょっと話題遅れだね。

 さて、ゼロ金利解除の背景には、経済が良好に回転しているという評価がある。ここについて、疑問を呈したい。
 本当に景気は良くなっているのだろうか?
 一般庶民で、「景気が良くなっている」と実感している人は少ないはずだ。
 確かに、企業収益は好転している、らしい。そりゃあそうだろう。正社員を減らして派遣とか契約を増やし、また下請けを叩いて原価を下げる。こうすれば、企業収益は上向くに決まっている。

 だが、国内消費を上向けることなく、企業が儲かることにはほとんど意味がない。
 なぜなら、消費者の収入はアベレージで上がっちゃいないんだから、国内消費は上向かず、海外へ売ったって、それは一時的なこと、構造が根本的に変わらないのだから、いずれどこも同じようになる。

 企業なんざ、「生かさぬように、殺さぬように」で良い。
 儲かったら全て消費者、すなわち従業員に還元するべきである。
 還元方法は、雇用者数を増やすんでもいいし、臨時雇いみたいな人を正社員に格上げしてもいいし、給料を増やしてもいい。ようするに、消費者の可処分所得を増やすことだ。
 これにより消費活動は活発化し、もって企業収益も向上する。

 企業は潰れなければいい。ちょいとだけ黒字だったら十分なのだ。

 さて、ゼロ金利解除。
 金利ゼロといっても、物価が下がれば、金の価値は増えるので、金利がついているのと同じである。
 一方、物価上昇が金利を上回れば、ゼロ金利どころかマイナス金利と同じである。

 さあて、どうするかな。


高速道路 大黒字  2006/08/06
 ヤフーニュースによると、昨年10月から今年3月までの高速道路の終始が、2路線を除き、残り107路線で全て黒字だった。
 赤字2路線の合計赤字額は約6000万円、一方で、黒字100億円を超える路線が19有り、ドル箱東名高速などは921億円だったとか。

 これを見て、庶民諸君はどう思う?
「だったら、値下げしろ!」だろうか。
「渋滞にならないように、もっと高速で安全に走れるように、道路を改修しろ」だろうか。

 いずれにしても、高速道路とは「高速自動車国道」であり、管理するのは独立行政法人「日本高速道路保有・債務返済機構」である。すなわち、これらは国民のものである。国民のものを使って、一部の機構がこんなに儲けてもいいのか?
 しかも、劣悪な高速道路環境を押し付けておいて、だ。

 高速道路が渋滞すると、時間とエネルギーの大量のロスになる。このロスは、車所有者などが被らなくてはならない。
 では、渋滞の原因はなんだろうか? 事故などの場合もあるが、無対策で行われる工事なども影響しているし、交通情報を聞いていてもっとも腹立たしいのが「交通集中による渋滞」という報道である。
 違うだろ? 設計ミスによる渋滞じゃないか。


転落防止ホームドア  2006/07/25
 7月24日付け 朝日新聞 夕刊より。

 駅ホームから線路への転落防止のための「ホームドア」の設置が進んでいない、という記事が夕刊1面トップに掲載された。サブ見出しには『視覚障害者ら「整備を」』ともある。
 では、なぜ設置が進まないのか。
 お金がないからである。特に関西での設置率は関東にくらべて低いらしい。

 東京メトロでは6月から来秋にかけて丸の内線25駅すべてに約100億円を投じて「可動さく」を設置するとある。
 一方大阪市交通局では、12月に開業する地下鉄8号線(今里筋線)は全11駅に1駅あたり約4300万円かけて可動さくを設置するが、累積赤字が1600億円に達しているので既存路線の整備は困難とのこと。
 京都市営地下鉄東西線は、1駅あたり約3億円をかけて高さ約2メートルの強化ガラス製ホームドアが整備済みである。

 情けないし、嘆かわしい。
 何でも金、金、金か? お金が無くても出来ることがあるだろう?
 視覚障害者も、もっとよく考えたほうがいい。金と設備なんかで解決されたら、早晩「設備は整ってます。やるべきことはやりました」と見捨てられるおそれだってあるのだ。

 車椅子で駅を利用する場合、駅員がサポートしてくれることが多い。無人駅の場合はそうもいかないだろうが、インターホンなどで駅係員を呼ぶなどすれば対応してくれる。電車とホームの間に板を渡し、また下車駅でも待ち構えてくれている。
 これと同じことがどうして出来ないのだろうか?

 ここに挙げた数字では、施設を作るのに必要な経費は、東京メトロで一駅あたり4億円、京都地下鉄で3億円、大阪地下鉄で約0.5億円。可動さくとホームドアなど施設の違いもあるし、なぜか東京がベラボウに高くて、一概には言えないかもしれないが、これだけの金額があれば、相当期間に渡って相当数の人員が雇用できるのではないのか?

 仮に東京メトロの場合、一駅あたり年間の謝礼を1人250万円支払うとして、10人雇用すれば2500万円。4億あれば、16年も維持できる。もちろん、そのあとはほったらかしというわけにはいかないし、物価は少しずつあがるから給与も上げないといけないし、障害のある人への配慮も年々手厚くしていくことになるだろう。
 だから、こんな単純計算ではダメなのはわかっている。しかし、設備や機械を設置したって、故障や修理など維持費が必要だし、どうせ定期メンテナンスで業者に相当金額のお金を毎年払うことになるのである。

 だったら、「身体障害者のために、お役に立たせてください」という人にお願いをし、人と人との触れ合いサービスとして実現するほうがいいのではないのか?
「設備を作ったから、やることやってます。障害のある方への配慮は万全です」なんて、偉そうに言わせておいていいのか?
 それで事故が起こったら、「製造会社が悪いんです。メンテナンス会社が悪いんです」ですまされてしまうかもしれないぞ。

 人を大切にすることができるのは、唯一、人だけである。
 年間謝礼250万は少ないかもしれないが、今や派遣にフリーターにと年収250万に満たない労働者は珍しくない。謝礼と表現し、給与と書かなかったのは、これはボランティアに属する部類の活動だと思うからだ。いわゆる「有償ボランティア」である。
 つまらない仕事をするくらいなら、有償ボランティアをしよう、と若いフリーターが取り組んでもいいし、定年退職後の人が「身体が動くうちは社会に役立つことをしよう」と登録してもらってもいい。
 自衛隊や警察官などは、一定期間この仕事に従事するようなシステムを作ってもいいし、学校のカリキュラムの中に組み込んで、社会奉仕活動という単位として認めてもいい。

 ハードとしての防護壁や可動さくを作るなとは言わない。だが、お金がないから設備が出来ない、で福祉は済まされるもんじゃないし、設備があったらOKだ、などという考え方だけがまかりとおってしまうと、必ず弱者は泣くことになる。
 駅の入口にインターホンがあり、呼び出しがあれば係員が対応する。電車に乗車するまで案内して、できれば着席してもらい、それが無理でも安全な位置に立ってもらう。そして下車駅の係員に連絡して、下車から駅の出口までのフォローを引き継いでもらう。

 インターホンのそばには「目の不自由な方がおられましたら、係員を呼び出してください」などの掲示をしておけば、通りすがりの人だって気軽に連絡してくれるだろうし、めったに電車を使わない人にとっては転落防止柵があります、なんてことだけで心から安心してもらえるかどうかすらわからない。
 設備なんざなくても、サポートしてくれる人が確実にいるのなら、視覚障害者の安心感は随分と違うのではないだろうか?


インスタント食品グルメ  2006/06/07
 あの「焼きそばUFO」というのは画期的なシロモノですね。
 それまで、インスタントの焼きソバというのは、作るのに技術が必要だった。いわゆるインスタントラーメンと同じ袋に入っていて、フライパンに適度な水を入れて熱し、その中に乾燥麺を放り込んで湯で戻しながら、水分を飛ばして、最後にソースをかけて焼きソバにするのだ。
 水加減がむつかしいし、火加減もむつかしい。ラーメンならもともと大量の湯でもどすのだから、適度な状態になればそれでいいし、水が多ければ捨ててからスープをいれればいいが、そういったあとからのフォローがきかなかったのがインスタント焼きソバなのである。

 それがUFOの登場で、正真正銘のインスタント焼きソバと言えるようになった。

 さて、焼きソバを食べたいと思ったが、手元にはUFOのほかに、カレーのレトルトパックもある。カレーも食べたい。
 そこで、カレー焼きソバを作ってみることにした。
 普通に焼きソバUFOを作り、最後にソースをからめるところを、そうはせずに、暖めたカレーのレトルトをかけたのである。これがいける。

 ところで、ソースが余った。
 そこで、今度はカップ麺を作ったときに、スープを全部捨てて、その上にソースをかけてみた。
 これがまたいける。


村上逮捕  2006/06/06
 インサイダー取引ですか……。

 株相場なんつーものは、いかにしっかりと情報を把握して、現状を分析し、未来を予想してやれるかっつーところに、ミソがあるように思うので、情報を駆使して儲かる株を入手することのどこが悪いんだ?
 なんてことを一瞬考えてしまった。

 しかしこれは、特定の情報ルートを持つ人間が、ずっと(これまでも、これからも)コツコツとやってきた人間を出し抜くような卑劣なことをするのは許さないぞ、大切なのはフェアな精神なんだ、ということを主張している数少ない優れた法律のひとつではなかろうか。なんてことも思ったりしたのだ。


ロッテリア  2006/06/05
 マクドナルドのCMを観て驚いた。「食育」ですか?

 ファーストフード・ジャンクフードの類が「食育」とはおこがましい。なんてことは言わない。マクドナルドが「食育」というのなら、それはそれで素晴らしいことだ。しかし、できるのか? そこに何か明確な主張があるのだろうか? よくわからない。

 以前ここで、「いやしくもハンバーガーの専門店なら、安売りに走らず、堂々と300円のハンバーガーを売ってみろ」というようなことを私は書いたはずである。
 その後、「緑のマクドナルド」(店舗も落ち着いた感じにして、取扱商品も内容を吟味して値段も高め)なんかができて、ほうら、僕のそういう発想もまんざらではないと思ったものだが、取扱商品がチャチだと書いた。給食に出てくるようなカップのデザートを出してどうする、とか、あんなカスカスのパテを出すくらいなら、牛肉100%にこだわらず、つなぎもちゃんと入れておいしいパテにしたらどうかとか、バンズもおいしくない、とか。
 あれから、緑のマクドナルドはどうなったのだろう。僕の行動範囲では少なくとも見かけない。店舗展開が進んでいないだけなのか、やめてしまったのか。

 そこへきて、ロッテリアの「ストレートバーガー」の登場である。値段は270円。なんとパテにつなぎが入っている。バンズも見直されたように思う。私の言ったとおりのものが「ロッテリア」で実現したのだ。
 さすがに300円には及ばない。どこが悪いというわけではないが、確かに300円にするにはしんどい商品だとは思う。300円にするには何かもうひと工夫いるだろう。しかし、「ああ、確かに俺はハンバーガーを食べているよ」という気分にさせてくれるには十分なハンバーガーである。

 プレミアマックはテレビCMを観ただけで、「これじゃだめだ。コンセプトがなってない。食べる気にならない」と感じたが、ストレートバーガーのポスターを店舗で見ただけで、これは食べたくなった。こういう直感はあたるものである。
 名前もいいよね。そうか、「ストレート」か。直球勝負というわけだな。気持ちが現れている。仰々しく「プレミア」なんぞと言わないところがまたいい。


駐車違反  2006/06/04
 民間による駐車違反取締りがはじまった初日、僕は残念ながら(?)休日だったため、車に乗っていない。(最近は、車通勤をしているのだ)
 世間では「路上駐車が減った」とか、「走りやすくなった」とか言うが、それを実感することができなかったのである。
 どうせこんなものは、喉元すぎればだから、いつのまにか元通りになっているに決まっている。

 あるいは、以前より酷い状況になるかもしれない。というのは、警察が取り締まりをする民間業者に「仕様書」を渡していると言う報道を聞いたからだ。仕様書には、いつ・どこを取り締まりなさい、ということが記されている。なるほど、外注するには当然仕様書は必要だ。ならば、路上駐車常習者は、この仕様を把握してしまえば容易に路上駐車ができてしまうではないか。何も全国全ての使用を把握する必要など無く、普段自分が路駐を必要とする場所の近辺だけで十分だ。
 時々仕様が変わって痛い目にあうかもしれないが、要するにいたちごっこというわけだ。

 どうせ民間に委託するなら「歩合制」にしてじゃんじゃん取り締まるとか、本物の警察官が抜き打ちでたまには取り締まるとか、なんかそういう発想は出てこないだろうか?
 路上駐車が大きく交通の流れを阻害している道を日常的に使わざるを得ないんだけど、道交法改正以後、確かにその道の路上駐車は減ったと思う。しかし、交通の流れや所要時間はあまり変わらない。路上駐車が減っただけではあまり意味が無かったのである。ゼロになれば、強烈に交通の流れは良くなる。けど、減っただけでは実はあまり変わらないんだなと気づいた。


福知山線事故から1年  2006/04/26
 どこかの新聞だったかに「福知山線が過密ダイヤだったとは言いがたい」という見解が出たと掲載されていた。

 今更何を言ってる?
 そんなことは1年前に僕がここで指摘している。福知山線ごときが過密ダイヤであるわけがない。阪急十三駅の時刻表とくらべれば一目瞭然!

 一年前は、自分たちで調査もせず、「過密ダイヤ」だとさんざん叩いたマスコミが、平気な顔をして今度は「過密ダイヤとはいえないという見解が出たそうです」と言うのかい? 右から左でいいのか?
 叩くときは勝手な理屈ばかり振りかざすくせに、最後は右から左で独自の解釈も加えず、まったくマスコミってやつあ、本当にくずですなあ。


芥川賞、直木賞  2006/01/18
 地に落ちた。(まあ、前から言われていることではあるんだけどさ)

 18日付朝日新聞の夕刊に選評が載っていたが、なんだこりゃ?
 僕のサイトには、将来作家やライターを目指す人もたくさん来てくれていると思うし、そういう人たちなら、何らかの新人賞の選評を読んだこともあると思う。
 だったら、僕の気持ちもわかってもらえるだろう。

 芥川賞・直木賞の選評で、ライトノベルの新人賞とさして変わらないレベルのことが語られているのだ。
 それでいいのか?


ライブドアショック  2006/01/18
 へ! な〜にがほりエモンだ。馬脚を現したな。

 ライブドアショックというネーミングは、誰が言い出したのか知らないが、これも軽佻浮薄で気に入らない。
 いずれにしても、堀江なんぞというシロモノは、実体の伴わない錬金術師でしかなかったことを物語っている。
 額に汗してもの作りをする人間がなんと言っても1番尊いのだ。他人の褌と他人の土俵を使って、借りてきた力士に相撲を取らせたって、何も残らないぜ。米ひと粒を育てる苦労を知らない若輩者が、消費をあおってるなんて、ちゃんちゃらおかしい。

 ま〜、堀江の人生がどうなろうと知ったこっちゃないが、せっかく回復基調にあった日本経済を、その大きな側面のひとつである株に対して、冷水を浴びせた罪は大きい。どう責任を取るつもりなのだろうか?

 ネットオークションよりガレージセールの方が楽しいと思っている頑固な人間(俺だよ、俺)が、たまには真実を見抜いているってこった。
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