四十後家は立たぬ by 性春賛歌 その1





 

  大学を卒業して20年目の同窓会が、群馬県の伊香保温泉の「香雲館」というホテルで行われました。大学を卒業して20年ぶりの人も大勢いました。みんなが大体は42,3歳で、昔の恋人ともあれから20数年ぶりに会いました。
 W大学生のときには、演劇部に所属していて、毎年文化祭には出演していました。
 僕は子供のころから、剣道と柔道に励んでいたのでスポーツマンでしたが、素敵な彼女がいるというので、部活は演劇を選びました。そんなに才能があるわけでも無かったのに、身長が178pと体格が良かったので主演をよくやりました。

 その時のマドンナが凛子で、それはキャンパスクイーンに選ばれるほどの美女でした。
 身長も170pぐらいの大柄で、オッパイは多分今で言う所のDカップでした。

 僕は当時高校時代から付き合っていた恋人がいました。広島市の出身で、高校が同じで彼女は女子大に入り、僕はW大学の文学部に入りました。恋人としては5年ぐらいは付き合いました。
 もちろん全てを知り尽くした男女の仲で、週一はセックスもする関係でした。
 ところが2年生の夏休みに、栃木県の日光の中禅寺湖畔の菖蒲が浜キャンプ場で、演劇のクラブ全員がキャンプをして、秋の文化祭の稽古をしました。
 僕は広島県の出身ですが、凛子は日光の東照宮の近くが実家なんです。
 彼女だけが実家から通って参加していました。彼女には1年先輩の恋人がいて皆んは知っていました。
 ですから誰も彼女だけは手を出さずにいました。僕も恋人はいるし、そのような気はありませんでした。

 しかし、ある夏の暑い日に、彼女のお父さんが家族で「日光プリンスH」に来ていました。僕もなんでか知りませんが、そこに招待されたのです。まあ主役とその恋人役を招いたのでしょう。
 父親から「君には恋人が居るのかね?」と食事中に聞かれて、慌てて「いません」と答えたのです。
「うちの凛子と付き合ってくれないか」というのです。多分彼女は恋人の話を父親にしていないのでしょう。

 ワインも入り凄く素敵な食事に酔いしれて、夜のホテルの庭に出ました。
「さっきはありがとう、父には何も言っていないのよ」
 物凄く厳格なお父さんらしく、母親にはそれらしいことは言っているのに、父には怒られるのが怖く内緒のようでした。

 散歩をしていると自然と手が触れて、かなりドキドキしました。思わず大きな樹に寄り添って誰も見ていないので、キスをしてしまいました。
 多分断られると思いました。所が唇の間から舌が差し込まれて、かなり情熱的な接吻になりました。
 思い切り大きな乳房を抱きしめました。
 夏で薄手のブラジャーから、乳房が触れます。ブラウスのボタンを開けてその下から指を忍び込ませました。矢張り大きく形よく盛り上がり、食べごろの果物のようでした。乳輪は小高く盛り上がり、乳首は充血して固く尖り、押し付けても跳ね返す勢いでした。

「君には確か恋人がいたよね」と聞くと「最近新しい女子大生の恋人が出来たみたいで、二股を掛けられていたの」と凄く不満そうな顔でした。
 それで勢いがついて、僕の下半身は完全に勃起して彼女のアソコらへんに押しつけました。スカートの中に指を入れて、ショーツの下から指を這わせます。
「あああっ、つ、あなたがいじっくって居る割れ目の上の方の、ちっぽけな出っぱりを触ってよ〜〜〜」
 まだ完全に包皮に包まれたままの、小さな肉片はツンと尖り、その豆粒にも似た器官を、精巧な職人が作る工芸品のように指でそっと触ってやりました。

「あううあうううっ、物凄いよ〜、いやあ〜〜あん」
 ショーツを全部脱がせて庭の芝生の上に寝転びました。
 もちろん上のブラも脱がせて、僕もズボンを脱いですっぽんぽんになりました。

 薄暗い庭で彼女の敏感な部分にキスをします。
 もう愛液が垂れ出してヌルヌルです。閉じた大腿をグイっと押し開いて、クリトリスを唇で扱きます。小さな女塊は、くりくりと舌で擦りあげられて、ひくひくとその身を震わせています。
「はあああん〜〜んん、すごいよ〜」
 僕のねじくれた樹木の様な、赤黒い陰茎を彼女の手に持たせます。
「ああっこんなに大きいなんて、前に見た馬並みだわ〜、前に北海道で馬の種付けを見たのだけど、物凄くペニスが大きくてその夜はオナニーしたくらいなの、あれのように見えるよ〜」と喜んでくれます。

 もう我慢できずにわずかに腰を引き、亀頭を蜜壺に押し当て、一気に膣の中に押し込みました。
「私いま生理前で物凄くセックスしたかったの、中出ししてもいいから思い切り出してね」と変な事を言われると、思わずにピストンに力が入ります。
 膣道を拡張するように、木刀のようなペニスが奥まで一気に滑り込みました。
 やや反り返った肉径の形が、そのままに膣孔を矯正するように入り凛子の裸身をわななかせました。
「おおっ胃袋まで突き上げられる感じだよ〜〜、奥まで響くよ〜、イっちゃうよ〜〜、イクイクイク〜〜〜」
 凛子は私にしがみ付いて、獣じみた声を上げて、昇りつめました。

 その泣き声に誘われて、ぴゅ〜っと激しく震えながら、幹の尖端から白く濃い液体を迸らせました。おびただしい量の精液が、彼女の膣の奥に吐き出していました。
 しかし、長続きはしなかったのです。東京に帰ると彼女は又元の鞘に戻り、僕は恋人の所に戻ったのでした。

 あれから20年ぶりの再会です。
 夜の大宴会が終わると皆は自分の部屋に戻りましたが、僕と彼女は久しぶりに旅館の庭に出ました。少し寒いのに身体を押しつけて散策です。
「私は25歳で結婚したの、そして2人の子供もいるけど、昨年暮れに夫が脳出血で48歳で死んでしまったのよ」
 抱き合いました。確かに”四十後家は立たぬ”という諺がありますが、本当に40歳ぐらいになると、女性ホルモンの分泌がピークを迎えて、肉体的には最高の状態なんです。
 それまでは十分な性交をしてきたわけですから、亭主が亡くなるともう我慢ができなくなるのです。
(心に残る最高のセックス体験告白掲示板より 2007年12月9日)

 
 ご主人が亡くなられてセックスの相手がいなくなり、いてもたってもいられなくなる40後家……、それはわかりますが、しかしながら、若いときの彼女との関係があればこそ、今頃になって関係が復活したように思います。やっぱ、据え膳は食べとかないといけませんなあ。

 
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