年末年始でえと(4)  by 蓮芭璃玖 その25





 

  私の中で激しく動いているときの、彼の表情が好きです。
 ぐじゅっ、じゅぱっ、ぬめった音が大きく響いて今までにないくらい感じているとおもむろに、ずるりと抜かれてしまいました。

「はぁ…あ、Bくぅん」
「今日は俺元気だから、いっぱいしてあげるね」
 ちゅ、と額にキスされてから、何をされるんだろう? と期待と不安でどきどき。

「う…ん?」
「ちょっと四つんばいになってね」
「え? あ、うん…」
 云われるがままに、お尻を彼の方に向けるとそのまま腰を軽く支えられて、バックから責められるのかな? と思った瞬間…
「ひぁっ?!」
 にゅるりと指が二本、かな?
 ぬるぬるの中に挿しいれられて、ぐじゅぐじゅとかき回してきたんです。

「やっ、あぁっ、あっ、ふぅ…」
 ぐるんぐるんと2本の指が中で暴れて、感じる箇所をすられるとビクッと腰が揺れ、そこをもっとしてほしいと自ら腰を動かしてしまいました。
「んあぁ、や、やだぁ、腰動いちゃう、恥ずかし…」
「えっちだねぇ、璃玖は」
「やぁ…」

 指がぬちゃっと抜かれると、そのまま顔を近づけてきたようで、さらさらの髪の毛がヒップに触れて、こそばいと思っていたら腰を持ち上げられて、ちゅぱちゅぱと舐め攻め。
 お尻の穴まで丹念に舐められて、気持ちいいのと恥ずかしいので身体の芯まで熱くなって。
「璃玖、疲れた? じゃあ今度は仰向けになってね」
 先ほどと同じように仰向けになると、がくがくしている膝を少し開かされて、再び指が中に。
「あ、はぁ、Bくんの指きもちいい…」
 そう言うと、にこにこ笑みを浮かべながら、急に激しく指を出し入れ。
「あっ、あっ、やっ、激しいよぅ」
「璃玖は指が好きだねぇ、こんなにびちゃびちゃにして、すけべなおまんこだ」
 言われてはっとしたのですが、確かにすっごく、びちゃびちゃという表現が正しいくらいにあふれてて、不意に抜かれた指が表面とぬるぬるとなでたり、びっくりするくらい気持ちよかったです。

「や、んん、え、えっちな子は嫌い?」
 やらしいとか、すけべとか言われると妙に恥ずかしくなってしまい、潤んだ目でたずねるとやさしくキスをして、「嫌いじゃないよ、大好き。もっとやらしくなっていいよ」
 そう言われる度に、指の動きに合わせて激しく腰を動かしたり、やらしい声を上げて彼を求めました。

「Bくん、ん、手錠、使わないの」
 攻められている中で、手錠プレイをまともにしていない事を思い出してポツリ。
「ほんとにエッチだねー、今出すからまっててね」
「う、うん…」と、クリスマスの時に使ったきりだったようで、かばんの中をごそごそ。

 取り出して早速私の腕にかけようとしたのですが…、右手にガチャリ、左手にガ……
 あれ?
 かからない。
「Bくん?」
「あれ? かかんない…こ、壊れた?」
 しばし二人で、手錠とにらめっこです(笑)

 これといった工具があるわけでもないので、たいした事もできずに断念。
「Bくん…」
「大丈夫だよ、手錠は壊れても、まだ璃玖をイヂメられるから」
「ふぇ?」
 散々攻められて火がついていた私は、残念そうな顔をしていたのかも…

 先ほどまで彼の首にかかっていた、細身の黒いネクタイがしゅるりとどこかから引っ張り出されました。
「縛ってあげる」
「う、うん…」
 きつくもなくゆるくもなく、ネクタイで両腕を縛り付けると、ふわりと私をやさしく寝転がして胸元に顔を寄せました。
「んっ」

 にゅぷっ、と指が入り口から中へ。
 浅いところをゆっくりと、いじる。
 その間、ちゅぱちゅぱれろれろと胸をしゃぶる彼。
「う、あ、は…」
 ゆっくりと、でもしっかりと私の腰は彼の手の動きに合わせてくねくねと動き、目はとろんとしていたそうです。
「あ、んん、ふぁ…」
「とろけた目しちゃって…気持ちいいの?」
「ん、はぁ、気持ちい、い…」
 このやり取りを何度もやったような気がしますが、うろ覚えなので割愛します(汗)
 1時間以上、やさしかったり激しくなったりの愛撫を繰り返した後、いつもの膝を抱え上げる体勢で彼を受け入れて(いつの間にゴムしたんだろう?)彼がイッた後はいつの間にか私は眠ってしまったようでした。

 ちなみにイッて気絶したとかではないですよ? あんまり激しかったので、疲れてしまったみたいです(笑)

 何も着ないまま、横を向いて背中を丸めて膝を曲げて、まるで赤ん坊のような格好で寝ていました。すごく心地よくて、ふわふわ浮遊感。
 不意に、何かの気配を感じました。
 カシャッ…シャッター音が聞こえ、まどろんでいた意識が戻ってきて。再び、カシャッとシャッター音。
 背中を向けていたのでよくはわからなかったのですが、彼がどうやら携帯で撮っていたようです。と云うか、私を(笑)

 なんだかどきどきして寝たふりを続けていると、ふわっと優しく頭をなでなでされ、あ、きもちいいなぁ〜と思っていると。お尻を向けていたので、彼からはよく見えていたんでしょうね。お尻を逆の手でなでられて、そのまま指があそこに…
 こねこねと指が周りをやわらかくほぐし、くにゅ、と中へ。
 だけど浅いところで静かにゆっくりと出し入れ。
「ん、にゅ…」
 感じそうになるのを我慢して寝たふりを続けていると、指で中から蜜を掻き出すようにして、あふれ出したものをぬるりと肌に撫で付けて。
 Bくんは何をしたいんだろう? とどきどきしていると、ふっと傍から離れた気配。
 そして…カシャッ、とか。

 コラ(笑)

 何回かシャッター音を鳴らした後、毛布を私にかけてくれて近くに腰を下ろしたようでしたので、少ししてから身じろぎ、目が覚めた振りをする事にしました。
 とりあえず気付かなかった事にするのがいいでしょうかね(笑)

「ん…んー、ふ、にゃ…」
「あ、璃玖、起きた?」
 一度目をあけてから、ぼぅっとBくんを眺め、再びもぞもぞ。
 毛布の中にもぐりこんで、数秒後、そっと顔を出す私。
「猫みたいだねー」
「にゃぁ…」
「はは」

 私が持ってきていた、小さなサイズの「ウォーリーを探せ」(懐かしい)を片手に持っていたのがおかしかったです。
「Bくん…」
 毛布を身体に巻きつけたまま、もぞもぞと場所を移動。
 彼の膝に頭をおいて、膝枕の体勢。先ほどまでのエッチのあまりの激しさに、だるくて身を起こせなかったので、しばらく膝枕でにゃーにゃー言ってました(笑)

 彼も少し寝たようですが…、私より早く起きると困ったちゃんになってしまうようですね。
 このあと、シャッター音が聞こえたような気がする…というと、寝顔のアップの写メだけ見せてくれました(笑)
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2007年2月3日 )

 
 せっかく使おうとした手錠が故障? なんだかとっても残念でしたねえ。ところで、見せてもらったのは寝顔の写真だけのようですが、実際には、璃玖さんの色んな部位が彼の携帯の中に納まっているんでしょうね。浪漫にもこっそり見せて欲しいな。ラブジュースがタップリ溢れた璃玖さんのアソコ。

 
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