ヤンキー娘がキスひとつで  by のり





 

 もう20年近く前、中学2年の時だった。相手は同級生のヤンキー娘。当時はビーバップハイスクールとか流行してて、うちの学校にもそんな集団がいた。
 自分はそんな集団とは関係なく、地味な生活を送ってた。できればあんまり関わりたくない感じで。

 友達の家で過ごした帰り道(田舎なんで、田んぼの真ん中)、自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。F美とK子、結構迫力ある感じで俺の名前叫んでる(30m位向こうから)。
 その2人は集団の中でも結構目立つ存在で内心ヤバいなと思った。気づかない振りして通り過ぎようと思ったが「○○にチクんぞー」とか言い出した。
 ○○は男ヤンキーの名前、結構強面。なんか金でもせびりだすのかなーと心配しながら2人の方へ。

 そこは農家の古い家だった。F美は「どっか行っとったったんか?」
「うん、今帰り道」
「家どこ?」
「小学校の近く」
「ここ、K子の家なんよ」
・・そんな会話をF美とする。K子は無言。

「私、帰るよー、どうするん?」とF美。K子はぶっきらぼうに「少し時間ある?」と言ってきた。F美は少し笑いながら自転車で帰って行った。

 K子は金髪で女子プロの紅夜叉みたいな雰囲気。でももっと目が細く、ヤンキーとしては迫力ある方だった。(これから何言い出すんだろう)と少し不安に思いながらK子に付いて彼女の部屋へ。
 部屋は結構イメージと違ってきちんと片付けられた雰囲気。
 彼女のベッドに座るように言われ「そんなに緊張しなくても。お茶持って来るから」とK子は部屋から出て行った。

 お茶を持ってきたK子は僕の隣に座った。
「今日は誰もいないから、ゆっくりしていきなよ」とか言いながら会話を始めた。
 最初、彼女は僕の30cm横に座った。会話の途中で彼女は座り直す。距離が10cm位に近づく。もう彼女のきつめの香水や髪の毛の臭いをリアルに感じる様になった。
 少し話が弾み、また彼女が座り直す。お互いの太腿がくっつく。K子は僕の太腿に手を乗せて話し始めた。

 話してみるとやっぱりK子はかなり気が強い印象。言葉使いも乱暴で腕にも根性焼きのような跡があった。少し怖かったけどK子が僕に気があるのが分かってきたし、童貞だった自分は女の子とやりたい気持ちも大きかったので勇気を出して自分の太腿の上にあるK子の手を握ってみた。
 K子は何気なく握り返して来たが、何か嬉しそうな雰囲気で笑顔も多くなった。思い切ってK子の腰に手を回してみた。K子は予想外だったのか少しビクッとしてうつむく。
 でも嫌がる様子は無いので、そのままもっと体を密着させ指先をK子の股間に伸ばす。

 スカートの上から指を動かすと、K子の陰毛の感触が分かった。K子の耳にキスして顔を覗き込むと下を向いてしまった。
 人差し指で顎をうえにあげ唇を触ると、彼女は「したことあるん?」と聞いてきた。
「初めて」と答えると、「でも上手だよ、大人しいから誘い方もやさしいから?」と言っていた。

 キスして下着の上から触り始めると、彼女は猫のように泣き始めた。
(男の子の初体験告白掲示板より 2005/11/20)

 
 おいおい、キスしてそれで終りかよ。ここからちゃうんか? と、一瞬思ったが、タイトルを見直して納得。キスひとつで、ということが主眼なんだな。しかし言っておくが、キミはヤンキーを誤解している。ヤンキーな子は結構、純粋だったりするんだよ。自分を曲げて誤魔化すことができないから、そうなっちゃったんだよ。浪漫はヤンキーっ子好きさ。

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