少 年

第3章 秘め事 その1

 わたしは安手のラブホテルで、さっき紹介してもらったばかりの、見ず知らずの中年男性に抱かれている。お茶も食事もとらず、会話も交わさず、ただ、お互いの相手が確かにその人だ、ということだけを確認して、わたしたちはホテルに入り、わたしは服を脱ぎ、身体を男に預けた。男はわたしの身体にのしかかって、一生懸命腰を振っていた。キスをされ、乳首を舐められ、アソコにもねっとりと舌を這わされた。だけど、あんまり感じなかった。もちろん気持ちいいんだけど、なんだか燃えない。愛する人とのセックスじゃないし、かといって、何人にもまわされる刺激的なセックスでもない。ただの、援助交際。

 自分の欲望を満たすためだけのその男のピストン運動を受け入れながら、オマンコからこみ上げて来る性的な快感をどこかで受けとめながらも、実はわたしは白けていた。身体だけは反応して、それに呼応するかのようにあえぎ声を出している。けれど、そんな自分の声さえも、どこか遠くから響いて来るかのようだった。

 援助は初めてじゃない。去年の合宿の後も、中絶の資金集めのために、した。
 そのとき、わたしを抱いた男たちはいわば常連だった。毎年、春合宿を終えて妊娠してしまったソフトボール部部員に、中絶の資金を提供するために用意された男たち。中学2年生の女の子に生挿入・中出しすることを楽しみに、せっせとお小遣いをためて来た、ある意味可愛い大人の男たち。
 強姦・輪姦づくめだった合宿のセックスをまるで癒すように優しく、かつ陵辱された事実をより辱めるようにイヤらしく、そして、本当の身体の悦びを教え込むように、激しく。
 わたしも、ちょっとした優越感にひたりながら、お金のためのセックスをしていた。わたしのまわりにこんなことをしている人はほとんどいない。でも、わたしはしている。セックスの快感を身体に叩き込まれ、男を悦ばせることを覚えた。同級生たちよりも一歩先へ進んだような気になっていた。

 2度目の春合宿の後、わたしはまた妊娠してしまった。
 去年、堕ろしてもらった産婦人科にわたしはでかけた。女医さんで、わたしたちクラブのOG。4泊5日で、精神が崩壊するまでたくさんの男たちにまわされ続け、しかもそれが全て生出しとあれば、妊娠しない方が珍しい。後のことは、全てその先輩が引きうけてくれていた。これも伝統だ。
 今度も気楽に処置してもらおうと思っていた。けれど、そうはいかなかった。
 わたしは激しく叱責され、罵倒された。

 中絶が母体に与える悪影響がどんなものかわかってるの? それも、2度目となると、その影響も計り知れない。妊娠できない身体になってしまう可能性も決して低くない。しかも、あなたはまだ中3じゃない。身体だって、まだ成長しきってないのよ。伸びかけた枝を途中で折るようなものよ。折られた枝はどうなると思うの? それでも成長しようとしたらいびつな形になる。成長そのものが止まることもある。わかってるの? 去年のことであなたはなにも学ばなかったの? それって、ただの馬鹿。

 それで、わたしはすっかり落ちこんでしまった。
 同級生たちはこの日の為に、ピルを処方してもらったり、リングを入れたりなどの対策をしていたことも知らされた。
「あれから、あなた、来ないから、クラブを辞めたんだと思ってた」とも、先生に言われた。
 クラブを継続していれば、またあの春合宿に参加することになる。コンドームなんて使ってもらえないこともわかっている。だったら、当然、女の子の方で手を打つべきだったのだ。
「言ったわよね。今度は避妊の相談にいらっしゃいって」
 そう言われれば、先生のそんな台詞を聞いたような気もする。けれど、わたしは忘れていた。特定の相手とのセックスなら、お互いちゃんと気をつけるから、女の子の方で一方的に避妊対策をする、なんて必要がなかったからだ。そして、そのまま、またあの春合宿を迎えてしまった。このとき、気が付くべきだったのだ。

「でも、中学生が子どもなんて生んで育てられるわけないし、まして、好きな人の子でもない。堕ろさなきゃしょうがないよね」
 わたしは先生にそう言われて、ほっとした。
「だけど、忘れないで。ひとつの命が失われるのよ」
 はい、とわたしはしおらしく返事をした。
「でも、費用、どうするつもり? 親に出してもらう? 中3を雇ってくれるバイトなんて、ないわよ。新聞配達でもする? って身重の子にいう台詞じゃわね」

 結局、わたしはまた援助交際するしかなかった。
 わたしは中学生だし、中出しだってオッケー。フェラだってアナルだって平気。これで高く売れると思っていた。
 けれど、そんなにうまくいかなかった。
 わたしは、毎年、春合宿の後の援助交際をしきっているT先輩に、「わたしにも相手を紹介して欲しい」と頼んだ。けれど、ダメだった。
 先輩の説明は、こうだった。
 気軽に援交なんて言うけれど、普通のサラリーマンが小遣いとして自由に使える金額なんて、たかがしれている。彼ら常連は、この日の為に、1年間お小遣いをためて、挑んでいるのだ。5万円で4人分。合計20万円。だから、2年生の相手だけでせいいっぱい、3年生まで買う金銭的な余裕はない。

 しかし、中絶の費用なんて、どうしたってでてきっこない。だから、援交するしかなかったのだ。

「わかったわ。じゃあ、別の人をあたってみる」
 そう先輩に言われてホッとしたのも束の間だった。
「そのかわり、相手の保障はできないよ。ずっとお付き合いがあって、素性の明らかな、常連さんとは違うんだからね。変な人も、ヤバイ人もいるわ。でも、その人が変な人でもヤバイひとでも、それはあってみるまでわからない、ううん、やってみるまでわからない、って方が正確ね。それでもいい?」
 それでもいい? と訊かれて、わたしは「いい」とも「いやだ」とも、答えることができなかった。
「良いも悪いもないわね。それしか方法はないんだから」
 その通りだった。

 それでもTさんは、それなりに相手を選んでくれていたようだった。
 なんとなくピシッとしていない、しまりのないスーツを着た、ありふれたサラリーマン風情の男だった。その男が、いま、わたしの身体に重なって、わたしの中を行ったり来たりしている。ただ、それだけ。マッキーの方がずっと上手。わたしを感じさせようと、あの手この手で責めてくる。
 この男は恋人がいるのかしら。それとも、結婚もしているのかしら。わたしはそんなことを考えながら、相手の女性が気の毒になった。自分の欲求を満たすだけの単調なセックス。けれど、もちろん、暴力をふるわれたりとか、アブノーマルなことを要求されるよりもマシだけど。
 でも、実は今回の援助交際、この人が最初じゃない。T先輩に「でも、自分でも探すのよ」と言われて、そうしたからだ。
「どうやって探したらいいんですか?」
「インターネットでもテレクラでも探せるでしょ」
 紹介者の全くいない援助交際。どんな相手かわからない。でも、するしかなかった。お腹の子は日々成長する。いつまでも先にのばすことはできない。
 こうしてわたしは2人の男と寝た。今日が3人目だ。

 一人目の男は、ツーショットダイヤルで知りあった。電話では話していたので、相手はそれなりに親しげにな話し方をした。わたしは身を硬くしているだけだった。「生挿入・中出しさせてくれたら5払う」と最初から宣言していた人だったので、金額面では問題なかった。「え? 本当にキミがさせてくれるの? いったいいくつ?」と、男は逢うなり言った。年齢を告げるとさらに相手は驚いたようだった。セックスは気持ち良かった。わたしが反応したり、あるいはなにかしてあげる度に、「ちゅ、中学生の女の子が、こ、こんなこと・・・」って感動してくれた。なんだか「幼いくせに」と言われたみたいで、いい気はしなかった。おじさんから見れば「中学生」は子どもかもしれないが、中学生だってちゃんと性の快感のやり取りはしてる。していない子もいっぱいいるけれど、わたしはしてる。だから、「中学生中学生ってそんなに言わないで」と言いたかった。けれど、言わなかった。そんなことはどうでもいいからだ。お金さえもらえればいい。

 二人目の男は、インターネットで知りあった。2しかもらえなかった。中出しさせてあげるから5ちょうだい、と言ったけれど、そんなことしてくれなくていい、とにかく2しか払えない、ということだった。そして、「処女なら別だけれど」と付け加えられた。こんなメールのやり取りの後、会った。会って初めて真意がわかった。「どうせたくさんの男と生でやってるんだろ? 病気、きっとうつされてるぞ」と言われたからだ。その人は、病気を恐れていたのだ。そして、もちろん金額的なこともあった。女の中でオナニーができればいい、ぐらいにしか思っていなかったこともわかった。
 そして、今日、三人目の男は、T先輩の口利きだった。金額は3。合計で10。思ったほど、お金にならない。
 思ったほどお金にならないけれど、同時に、ほんの2時間ほどで数万円になるバイトなんて、他に考えられない。

 マッキーとはあれから会っていなかった。彼からの連絡もなかったし、こちらからもコンタクトをとっていない。なにしろ、彼の目の前で大勢の男たちに弄ばれたのだ。しかも、わたしはそれを喜んで受け入れていた。いったいどんな顔をしてあえばいいというのだ?
 それに、彼だって、わたしの見ている前で、たくさんの女の子達を犯したのだ。
 だから、お互い様、と割りきって、その後も何事もなかったように付き合えるほど、わたしもマッキーもクールではいられなかった。というより、一方的にマッキーが心の中にしこりを作ってしまったんだけど。
 わたしはそれを予想していた。わかっていた。けれど、彼も春合宿に参加させてしまった。わたしがどうして処女を失ったか彼は知っているし、しばらくは直美や直美の彼ジュンペーを加えた4人でセックスしまくっていたから、どんなことがあっても最終的には彼はこんなわたしを受け入れてくれると思っていた。でも、ダメかもしれないという思いも同時にあった。そして、やっぱりダメだった。
 彼さえ乗り越えてくれれば、わたしは平気だった。だって、浮気じゃないんだから、裏切りじゃない。セックスパーティーにお互い納得の上で参加したに過ぎない。でも、マッキーにとってはそうではなかった。ジュンペーと交わることすら良く思っていなかったマッキーが、あのやりまくりの性の宴を受け入れられるはずなどなかったのだ。
 マッキーとは別のクラスだし、わたしが学校を休みがちになったのも、あれから彼と会っていない原因の一つだった。
 むしろ、会えない方がいい、と思っていた。なるべく顔をあわさないようにと、わたしは休み時間も極力教室を離れなかったし、放課後は部室に駆け込んだ。
 けれど、とうとう顔を会わせてしまった。後でわかったことだが、マッキーがわたしを待っていたのだ。

「ト、トーコ」と、マッキーは言った。
「久しぶりね。元気してた?」
 何か言いたげな彼。わたしは平静を装った。このまま二言三言、ありきたりの台詞をやり取りして、さっさとこの場から逃げてしまいたかった。
「俺、だめかもしれない」
「だめって、何が?」
 もちろん、わかっている。これまでと同じようにわたしと付き合うことはできない、というのだろう。
「身勝手なのはわかってる。俺だって、他の子としちゃったんだからな。でも、それでも、やっぱり、もう・・・」
「だったらもうそれでいいじゃない。わたしが許してって頼んでも、許せないんでしょ? だったら、別れるしかないわよ」
「それで、おまえはいいのかよ」
「いいわけないわ。でも、仕方ないじゃない」
 放課後とはいえ、教室前の廊下だ。わたしたちが深刻な表情で会話している姿を、他の同級生たちに見られている。
「じゃあね」
 泣き出しそうになるのをこらえて、わたしはマッキーに背を向けた。
 2・3歩進むと、マッキーが追って来た。
「待てよ」
「何よ」
「だから、待てってば」
「わたしたち、別れるんでしょ。もう何も話すこと、ないじゃない。これ以上、話したって、傷つけ合うだけよ。それとも、なにか用?」
「そう、用だ」

 こんな所では話せないとマッキーが言うので、わたしたちは学校を出て喫茶店に入った。
 かなり長い間、お互い無言で液体をすすっていた。わたしはT先輩に連絡を取らなくては行けないので、イライラした。放課後は必ず連絡をいれることになっている。相手が見つかっているかもしれないからだ。
「だから、何の用?」と、わたしはイライラしながら言った。
「おまえ、また、やってるんだってな」
「またって、何?」
「身体、売ってるんだろ」
 え?
 ほとんどカラになったカップを持ち上げかけていたわたしは、硬直した。
 どうしてマッキーがそのことを知ってるんだろう。
 何も言えないでいると、「やっぱりそうか。否定できないんだな」と、マッキーが言った。
「マッキーに関係ないでしょ」
「おまえがやってることは、売春だぜ。わかってるのかよ」
「わかってるわよ、そんなこと。だけど、援助なんて、誰だってやってるわ」
「本気で言ってるのかよ」
「しょうがないでしょ。お金が要るんだもの」
「お金っておまえ・・・」
 わたしは不覚にも涙を流していた。多分、「しょ。お金が」あたりから泣き始めていた。
 どんどん語調が強くなっていたマッキーが、意外なほど静かな声で「お金っておまえ」と言ったのは、わたしの涙を見たからだ。

 わたしは、ポツリポツリと事情を説明した。
「だからって、売春することないだろ」
「だって、他にどうやってお金作るのよ」
「相談してくれたら・・・」
「相談したら、どうなったっていうの?」
「だから、少しぐらい、カンパ・・・」
「少しぐらいじゃどうにもならない。残りのお金はどうするのよ。結局、売るしかしょうがないじゃない」
「残りは、ほら、カンパ、集めてとか」
「みんなにバレちゃうじゃない」
「だったら、親からかりるとか」
「妊娠したからお金頂戴って言うの? 言えるわけないわ。マッキーはなにもわかってないのよ」
 わかってないかもしれないが、そんなの耐えられるか!
 マッキーが叫んだので、喫茶店にいた他の人の視線が、わたし達に集中した。
「出ましょ・・・」
「ああ」

 夕暮れの公園。ベンチに腰掛けるわたしとマッキー。マッキーは思いきりわたしを抱きしめてくれた。
 不条理だけど、わたしはこの時ほど、マッキーのことを好きだと思ったことはなかった。やさしく抱いてくれる彼の背中に両手を回して、力の限り抱きしめた。
「トーコ、トーコ、トーコ・・・」
 彼はただ、わたしの名を呼んだ。
 涙が止まらなかった。
 身体から力が抜けた。これ以上ないと言うくらい彼を抱きしめ続けていたので、わたしにはもうこれっぽっちの力も残っていなかった。
 彼はそっとキスしてくれた。
 いいの?
 こんなわたしに、キスなんかしてくれて。
 言葉にして問うこともできない。
 そっとわたしを押し倒すマッキー。
 なに?
 どういうつもり?
 多くの人にまわされたわたしを拒否したマッキー。お金欲しさに売春しているわたしを責めたマッキー。そんな彼が、わたしを受け入れるというの?
 それって、嘘くさい。
 けれど、わたしは抵抗できなかった。
 制服の上から胸をもみくちゃにされ、わたしは知らず知らず、声をあげていた。
 マッキー。大好き。
 もっと、もっと、して。
 死にそうなくらい、気持ちいい。
 わたしは感じまくっていた。なんとなく白けながら抱かれた三人目の援交の相手とのことを思い出していた。どんなに突かれても、身体が反応しても、夢中になれなかったセックス。心が震えなかったセックス。それは、心がないからだと、今、わかった。
 マッキーとだったら、制服の上からでも感じる。乱暴に胸をわしづかみにされても、感じる。とっても。
「もう、するな。他の男となんて、もうするな!」
 叫んだマッキーは、ガツンと唇を押し付けてきた。
 長いキス。
 わたしは息ができなくて、苦しくなった。でも、その苦しさすらも、心地よい。
 唇を離したマッキーは、繰り返した。
「もう、するな。俺がいるだろ」
「遅いわ。マッキーは許してくれないよ。元には戻れないよ。もう、しちゃった後だもん」
 わたしはまた泣きそうになった。
「そんなもの、消してやる」
 スカートの中に手を突っ込んで来るマッキー。乱暴にパンティーが剥ぎ取られる。布の裂ける音がした。
 ここがどこかなんて、もう2人の意識の中からは消し飛んでいる。マッキーはズボンのファスナーを下ろして、懐かしいそれを取りだし、あっという間にわたしの中に入ってきた。
 無理やりな体勢だった。わたしの片足はベンチからダラリと落ちている。もう片方の足は、足首を掴まれて持ち上げられていた。こうして開いたわたしの股の間に、彼は膝を少し曲げて高さを調節し、奥深くまで突っ込んで来る。
 身体の中心に打ち込まれる熱い杭。わたしは声をあげてのけぞった。
 いつのまにかわたしはベンチから落っこちていて、その上にマッキーが重なっている。アソコはつながったまま。わたしもマッキーも、なにかに憑かれたように腰を振りまくった。
 人の行き来する気配もやがて感じなくなる。
 公園で、制服を着た中学生の男女が、人目もはばからず、夢中になってセックスをしている。異様な光景だろう。けれど、ふたりにとってはその分だけ真剣だ。
 どれだけ擦れあっても、十分とは思えなかった。まだまだ足りない。ただただ腰を振る。もっともっとと、貪欲に。
 イクタイミングは全くあわなかった。わたしがイッた時には彼がまだ上昇途中で、彼が出したときはわたしはまた上りつつある。どっちかがイっても、相手がピストンをやめないものだから、セックスは継続してしまう。イッたからと言って、わたしはやめたくなかった。マッキーも同じだろう。
 マッキーと出会ってとことん開発されたわたしの身体は、何度でも昇ることが出来るようになっていた。わたしが7回イク間に、彼は4回放出した。その後、小さくなった彼のものが、何度か抜けそうになった。わたしは腰の動きをセーブして、再び彼のものが大きくなるのを待った。そうして、再び膣の中がいっぱいいっぱいになったとき、耳の中に違和感のある声が侵入して来た。
 制服を着た警察官と何人かの大人が、何か叫びながらこっちに向かって走って来る。
「逃げるぞ」と、マッキーが言った。
「逃げよう」と、わたしも言った。

 マッキーは5万円をカンパしてくれた。
「まだ、足りないのか?」
「ううん、あとは貯金を下ろすわ」
「・・・貯金があるのなら、最初から援助なんて・・・」
「通帳を親が管理してるのよ」
「じゃあ、親に言うのか?」
「言えるわけないじゃない。こっそり持ち出すの。ばれないように」
「ばれたらどうするんだよ」
「友達が妊娠したから、そのカンパだって、言うわ」
 全て、嘘。
 親に知られないためには、一切の痕跡を残すことは出来ない。適当な作り話なんて、きっとばれる。
 わたしは、援交を続ける。
 もちろん、マッキーには内緒。
 これは、マッキーへの裏切り。もう、会えない。
 学校で顔をあわせたら、単なる同級生として振舞うだけ。
 恋人としては、会えない。会わない。
 だって、わたしは裏切り者だもの。
 さよなら、マッキー。
 あなたとの最後のセックス、絶対忘れない。
 

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