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 わたしは、ここから先のことを考えて大きくそそり立っているものを見て、頭がかあっと熱くなってしまいました。 
「おいで」シャワーの前で手招きする彼。 
「うん」と側へ行くと、熱いシャワーをわたしの体に。 
 優しく胸へ手を回し、いとおしんですくいあげるように愛撫。
  
「あっ・・・」 
 声を漏らすと、硬くなった胸の先っぽを、指でこりこりしたり、くるくる撫でまわしたり。頭がぼーっとなりながら立っていられなくなり、へたりこんでしまうと、すかさずわたしの前に回り込み、冷たいタイルにわたしを静かに寝かせ、乳首を口に含みました。 
 吸って、舌で転がして、時々甘噛みしながら敏感に張り詰めている乳首を刺激してきます。 
「ああん・・ああん」止まらなくなる声。 
「足、開いて。るなの全部、見たい」
  
 わたしは、もう恥らうこともなく快感のままにたあくんの前で体を開きました。 
 明るいバスルームに、シャワーのしぶきがキラキラ光っているのを朦朧と見ながらわたしはあそこに光とたあくんの視線を浴びました。そしてそこにくちづける彼。 
 あそこに舌が触れるという初めての感覚に、全身がわななきました。のけぞるわたしを、やわらかく押さえつける獰猛な舌。わたしは、体の力が抜けていきました。
  
 ぐったりしたわたしを、たあくんはお姫さま抱っこで抱えあげ、ベッドへ運んでくれました。腰のあたりに、たあくんのものが跳ね上がって当たって熱いほどです。
  
 ベッドに移ってからも、たあくんのなすがままでした。 
 丹念に秘部を舐められ、気絶しかけているところに、胸への愛撫も忘れない。 
 揉みあげて、包むような手のひらの魔法で、わたしのあそこはトロトロでした。 
 男性経験は長年付き合っていた彼たったひとり。たあくんは二人目の男性だったのにわたしはこんなにいやらしくトロトロと濡らしていたのです。 
 そして、快感が増すに連れてどんどん大きくなっていく声。わたしはもともと声が大きいほうだったので、すごく気になっていました。
  
「声が、出ちゃうよ・・・」 
 するとたあくんは「るなの声、かわいいよ。もっと激しくして、大きな声出して。僕にるなのかわいい声、もっと聞かせて・・・」 
そう言ってくれました。だからわたしは呪縛がとけたかのように、歓喜の叫びをあげていました。
  
 そしてたあくんの大きな大きなものが、わたしの狭いあそこに・・・ 
 ズン、とお腹に響く、長くて太いたあくんのアレ。 
 子宮を突き抜けてしまいそうで怖いくらいでした。正常位で入れられるのがやっとだったわたしに、あぐらをかいたたあくんが「ここに座って」とリードしてくれました。 
 向かい合って抱きあったまま、ズブズブと自分の中におさまっていくこの強烈な快感が、わたしをおかしくしてしまいました。 
 わたしは自分から腰を使い、たあくんのもので自分の中を掻き回していました。 
「るなは、こんなにイヤラシイ子だったんだね」 
 そう言葉でわたしを責めると、ベッドのスプリングを利用してどんどん中に打ちつけてきます。 
「ああっ・・・ああん!!いいっ!」 
「いいよ、すっごく、かわいいよ!るな!」
  
 わたしの体がピクピクしてきた頃、繋がったままわたしの体をうまく回転させてバックの体勢に。後ろからバンバン突かれて、もうお腹の中はぐちゃぐちゃです。 
「最後は、るなが上になって・・・」 
 たあくんにそうお願いされて、わたしはもう自分がわからなくなりながら、仰向けにそそり立ったたあくんの上にまたがり、腰を落として、腰を回し、ピストンしました。 
 たあくんのものが喉に届きそうなほど深く、深く入っていきます。 
 わたしが上に乗り出して30秒もしないうちに、たあくんは 
「だめだよ、がまんできない・・・るながすごいから、もう出るよ・・だめだ」 
 なんとかたあくんは我慢したい様子だったのですが、あえなく1分弱でわたしの中で思いきり放出しました。ビクビクと体が2度も3度も痙攣し、大丈夫かな? と心配になったほどでした。 
 そうっと抜いたゴムには、考えられない量の白い液が溜まっていました。
  
 終わった後、二人で寝そべり、手を握って話をしました。 
 たあくんは、わたしと付き合うようになってから、奥様とはしていなかったんだそうです。わたしを愛しながら奥様とセックスをするのは、わたしに申し訳ないという思いだったと言います。 
 不倫ってことは矛盾しているけど、そんな純粋に思ってくれるなんてときゅんとしてしまいました。 
 そして、1回目のデートで、どうしてあのラヴホへ入らなかったの? と聞いたら、 
「デートのどさくさにまぎれて、るなの気持ちを確かめないままに肌を合わせるのは絶対に嫌だった」と言いました。やっぱり、大事に思ってくれていたんだ・・・ 
 そして、今まで数人と騎上位を経験したけれど、上に乗ってイかせてくれたのはるなだけだったとも。他の女性は、受身ばかりでたあくんを喜ばせようとは絶対にしてくれなかったようなのです。
  
 そうしていろんな話をし、またわたしたちはキスをして、2回目の行為へ。 
 たあくんは、もう若くないせいか、2度で終わってしまいましたが、わたしは幸せいっぱいでした。
  
 その後も、何ヶ月か置きに一緒に休みを合わせ、朝から夜までラヴホで愛し合うというデートを重ねたわたしたちも、今はあまり会う事ができなくなってしまいました。 
 わたしが数年前に結婚し、退職したからです。
  
 けれど、今でも携帯メールで連絡を取り合い、お互いに愛情を確認しあっています。わたしも、たあくんも、お互いに家庭を持って会えなくなった今も、愛し合っています。あのときと変わらぬ想いで・・・ 
 いつか、またあの日のように体を重ねる事ができる日を待ちながら。
  
 わたしにとって最高のセックスは、この、たあくんとの初めてのセックスでした。  
(心に残る最高のセックス 02/10/07)
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 すっごくいいセックスをしましたね。お互い結婚しているのに相手のことを想い続けるというのは褒められた事ではないのですが、にもかかわらず心が温かくなるのは、2人の間に純愛を感じるからでしょうか。 
 それと、るなさんの文章力にも脱帽です。
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