思い出の3回目  by 播磨屋はーちゃん その3





 




 次に彼に会ったのは1月の末か2月の最初だったと思います。お互い学校終わってからでは時間が少ないので、今度は休みの日にしよう、と。

 ということで、時間をやりくりして(彼はともかく私のバイト先が強制的に土日出勤だったので)待ち合わせは某公立の図書館。
 10時開館だったのですが、「自習室でお勉強」が表向きなので、9時の整理券配布までには到着してないといけない。
 眠い目をこすりつつ、私が到着したときにはすでに長蛇の列!
 割り込みできる状態ではなかったので、2人とも整理券を確保できたのはよかったものの、席は見事に離れ離れ…。

 でも、ラブラブできるほど自分の勉強の進み具合はよろしくなかったので、最初はちゃんと頑張ってました。ちらっ…離れて座ってる彼を眺めると彼も分厚い参考書開いてこっちのこと全然気付いてなさげ。というわけで私も当分の間、わけワカメな『考古学概論』の本を片手にお勉強。

 1時間半くらい経って、気が付くと横に彼の姿が。
「煙草吸いに行くから、休憩しよう」
 周囲に迷惑にならないよう小声で誘ってきた。
 休憩室で缶コーヒー飲みながら一息ついた後、そのまま昼食にGO!
 図書館の周囲は広大な公園で、1km以上離れた駅まで歩かないと何もない。今度は私が不案内だったので、ランチは彼にお任せしたら、行き先はマクドナルド…。他になかったんかい(笑)

 店を出ると、朝方は青空だったのに、すっかり薄暗くなって小雪が風に舞っていた。
 コートを図書館に置きっぱなしで出てきた私は、すっごく寒くて寒くて…。
「寒いわぁ、寒いっ!」を連発。
「俺だって寒い!」って反論しつつも彼は私の肩に腕を回してくれたので、体が密着!
 幸せアツアツの錯覚含めてなんとなくあったかくなってきたような…。

 そのまま戻るのかな…と思いきや、途中、脇道に向かって歩き出した。人気がなくなったところで、さっきまで肩にかけてた手が徐々にさがり、服の上から右の乳房をさわさわ…。
「あ、これは、もしや…」とドキドキしながらついてったら、何度か道をくねった先は、藪に囲まれた池。
 さっきまでの小雪はいつの間にか本格的に降り始め、冬の枯れ果てた池のほとりを真っ白に染めてゆく…。

 無造作に自分の荷物を放り投げた彼は、射抜くような眼差しで私を見つめ、有無を言わさずがばっ! と抱きついてきました。
 呆気に取られてた私は彼に口を塞がれて、それと同時に下半身の力がふぅぅ…っと抜けて熱くなっていくのを感じました。

 でも、一つ彼に言っておかねばならないことが。
「あのね、今日…生理なの…」
 彼は下半身に伸ばした手を、パンティーの上から力強く押さえつけてきて、
「俺、指、入れたい…入れたいよぉ…」と、悲しそうに身悶えしてました。
 実行されるととんでもない事態になるのは目に見えてるので、彼のリクエストで、上のお口でイカせてあげることにしました。

 しゃがんで両膝を地面につけて、ズボンのチャックを開けてあげると、トランクスの中に収まったおちんちんは元気よく勃起!。
 とりあえず両手を添えて口元まで持ってきたところで、ちょっと不安になってひょいと…彼を見上げると、私の頭をなでながら微笑んでる…。
 安心して亀頭の部分を口に含み、割れ目をちろちろ…。

 上から「思いっきり吸って…」ってお願いしてきたので、力強くじゅぅぅぅ…ってやってあげたら、「うぁ…あ…」と呻き声が。
 彼の感じてる声を聞いて、私も背筋がゾクゾク、あそこは熱くなってきゅん…。

 次に、全部咥えようとしたのですが、むせてしまう上におちんちんにどうしても歯が当たってしまいうまくいかない。
 雪は相変わらず深々と降り続けていたので、いつの間にか私の身体にも降り積もってたみたい。
 頭と肩にかかった雪を、何も言わずに彼は取り払って、私の頭をセーターですっぽりかぶせてくれた。優しいなあ…。

 でも、それをするとちょっとお口の身動きが取りにくいので、寒いの覚悟で自分から外しました。亀頭に吸い付き、カリを舐め、上下に竿をちゅぱちゅぱ…
 竿の横舐めして、筋を伝って玉をちろちろ…玉を口に含んで優しくはみはみ…

 しばらくそれを続けると、彼が限界に来たらしく「そのままでいて…」
 片手で私の頭を押さえ、空いた片手で胸をわしづかみ、腰を小刻みに激しく動かしてきた。
「ああぁぁぁ…出る、出るっ!出そう!あっ、あっ…」
すっかり冷え切った口の中に、勢いよく射精。
 苦かったけど、ごっくん飲み込んだ精液はとてもあったかかった。

 全てが終わって、んーこれからどうするのかなぁ…それにえっちな事の後って恥ずかしいなぁ…等々思いながらおずおず立ち上がると彼は静かに抱きしめてきた。
 しばらく無言で抱き合ってたのですが、
「どうして俺のことが好きなの?どこがいいの…?」って聞かれたので
「あなたの誠実なところが、私、好き…」と返事をしたら(事実ですが)
掠れた声で「ありがとう…」って言われました。
 彼、すごく嬉しそうでした。

 吐く息が真っ白になるくらい寒かったのですが、深々と降り積もる雪の中二人ずっと抱き合ってました。お互いの身体が雪だらけになってもそんなの気にならないくらい、ずっと…ずっと…

 えっちそのものはしなかったけど、今でも私の一番の思い出です。
(男の子の初体験掲示板による告白より 2002/02/01)

 
 ええ話やないか・・・・(感涙)。寒空の下、身体に雪を積もらせながらも彼のために一生懸命フェラしてあげるそのおすがた。ああ、いいなああ。うっとり。

 

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