友達の彼女の秘密(3)  by 小山その3





 





「それで……体育の追加試験を受ける気になったんだな?」
「は、はい……先生」

 由佳の前に、腕を組んで椅子に座っている男がいました。先生と呼ばれたその男の顔を見て、僕はまさか、と思いました。
 森脇……この学校に教育実習に来ている、体育教師の卵の森脇だ。
 森脇はサッカーをしていて、Jリーグの誘いも受けているらしい。この学校の女子は、それはもう、森脇の姿を見ただけで、キャーキャーと騒がしいのです。
 日焼けした端正な顔。体育の授業で見せる抜群のサッカーテクニック。森脇が参加する、放課後のサッカー部の周りには、女子たちの人だかりができているのです。

「よし、それじゃあ、追加試験を始めるぞ、平井」
「は、はい……森脇先生……」
 放課後の体育館の用具室にいた、教育実習の体育の森脇。後からやってきた由佳。いったい何が……。
 訳がわからない僕の頭は、思考は、目の前に繰り広げられるシーンに釘付けになっていくのです。
「試験の内容は、分かってるんだろう? もともとはお前から受けた相談だからな」
「は……はい」

 森脇が立ち上がりました。長身の森脇は、小柄な由佳を見下ろしています。
 日焼けしたその顔は、日ごろ授業中に女子たちに向ける甘いマスクとはかけ離れていました。
 目が血走っている……血走った目が由佳を見下ろしている。

「よし、試験開始だ」
 そう言って森脇は、いきなりジャージのズボンを両手でずるっと下ろしたのです。あっという間の出来事でした。また仁王立ちになった森脇。僕の目は、その部分に驚き、見開いてしまいました。
 浅黒い筋肉質の太ももの間の、もじゃもじゃとした茂みから重そうにぶら下がる、森脇のいちもつ。大きい!
 由佳も驚愕の目でそれを見つめていました。

「どうした。試験はもう始まっているんだぞ。それとも、やったことないのか? 初めてか?」
「ち、違います……」
「だろうな。おまえのの彼氏は確か……三組の……」
「お、大田君です……」
「してやってるんだな」
「は……はい」
「よし、じゃあ始めろ。何の試験だ」
「フェ……フェラチオ……です」
「始めろ」
「はい」

 仁王立ちの森脇の前に、由佳が跪きました。そして、目の前のものをじっと見たまま何もしないでいると、森脇が、「まずはキスをしてみろ」と、やり方を指南するようなのです。
「は、はい……始めさせていただきます、先生」
 そう言って由佳は、森脇のいちもつを捧げ持ち、アヒル唇を尖らせて、森脇の亀頭にチュッとキスをしたのです。
 そして、森脇を見上げました。
「口に、咥えろ」
「は、はい、森脇先生」
 由佳は大きく丸く開いた口で、「あむう……」と、森脇のいちもつを飲み込んでしまいました。
(中高生の恋愛告白掲示板より 2009年7月12日 )

 
 ちくしょ〜。なんつー体育教師だ! 俺の、俺の由佳にこんなことをさせるなんて! あ、俺の由佳じゃないよな。でも、アヒル口、好きなんですよ。かわいいですよね。それにしても、なんつ〜クラスメイトだ。俺の由佳で、オナニーするなんて……。とはいえ、もうこのとき、既に彼女は彼氏とやりまくってたんでしょ? だったら、彼女がやたら色っぽいのは、彼氏のおかげなんじゃないの?

 
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