友達の彼女の秘密(1)  by 小山その1





 



 はじめまして、僕は今年の春から大学に通う男です。いまだに童貞です。中高生の恋愛とは少し趣旨が違うかもしれませんが、僕は当時、彼女に淡い恋愛感情を抱いていたので、投稿することにしました。

 あれは僕が、高校3年の6月。中間試験の最中のことでした……。
 いやまず、昨日の事を話した方がいいと思います。昨日、大学からの帰り、電車の中で……。

「おおっ、小山じゃん、久しぶり」
「小山君、久しぶりぃ。元気?」
 そう、僕の名前は小山。僕の事を呼んだのは、高校の時の友達だった、大田。そして、大田の彼女、由佳。
「やあ、久しぶり。大田……由佳さん」

 僕が乗っていた電車に乗り込んできた2人。誰が見ても中のいいカップルでした。2人は高校の時、付き合っていたのは知っていました。大田は友達だったから。由佳さんに憧れていたから。そして、2人はまだ続いていたのです。
「大学の帰りか?」
「うん。大田は? 専門だったよな? 由佳さんは……」
「私は、短大に行ってるのよ、小山君」

 平井さんに微笑まれて、目のやり場に困りました。大きな目は付けまつ毛でよりパッチリと魅力的だ。小ぶりな鼻の下の、ラメでピンクにキラキラしている唇。その唇はアヒルのような形なのですが、それがまた、なまめかしく見えてしまうのです。この唇が、あの時……。
 スレンダーの身体にピッチリとしたTシャツ。大きく開いた胸元は真っ白で、輝かんばかり。お尻は結構大きくて、よく似合うジーンズの細い腰はくびれて、地肌が見えています。この肢体があの時……。

「ねぇ、ラーメン食べたい……」
「えぇっ?」
 由佳は彼氏に猫なで声で甘えています。色っぽい……高校の時も大人びていたけど、今はもう、僕や大田は、まるで年下に見えているに違いない。

「俺、邪魔かな……?」
 僕は、目の前でじゃれあう2人に言いました。
「そんな事ないよ。何言ってんだよ」
「そうよ、小山君」

 大田は、自慢げでした。いや実際、自慢でしょう。こんなに色っぽい彼女……。
 でもそれは、大田が知らないから。僕があの時見たことを。大田は、どうして由佳がこんなに色っぽくなったのかを知らない。

(中高生の恋愛告白掲示板より 2009年7月4日 )

 
 うう〜ん、いったい何があったんでしょうね。投稿者さんが由佳さんとエッチしたって可能性は、本人が童貞だと宣言しているわけですから、全くありません。だとすると、彼女が誰かと何かをしているところを、目撃した?

 
前へ   もくじ   次へ


アナタもエッチな体験をここで告白してみませんか?