Kさんとの出来事  by レイラ





 

 初めまして、レイラ(♀)と申します。少し前なんですが、Kさん(♂)との出来事を聞いてください。

 私はその日友達と遊んでいました。Kさんに会うのは3回目でまだどんな人かよく知らなかったのですが、みんなの友達なら大丈夫だろうと思い、帰りはKさんに車でおくってもらうことになりました。
 Kさんは私の3つ年上で、すらりとした体型、色白の肌にお洒落な黒髪が似合う綺麗な人です。

 車の中でKさんと話していると、Kさんの持っている独特のゆったりした雰囲気にのまれて、気がついたら私はすっかりKさんに心を許していました。
 そんな私を見抜いたのか、Kさんは「静かで夜景が綺麗に見える場所があるんだけど、一緒に行ってみようか」と言って、私をその場所へ連れていってくれました。

 そこはとある駐車場で私達の他に人気はなく、夜中の1時を過ぎていたこともあり車も全く通りません。
 外灯もなく、近付けばお互いの顔がやっとわかるくらいの暗闇。私は綺麗な夜景に感動して言葉を失っていました。
 車の中に沈黙が流れます。エンジンも切られていたので、聞こえるのはお互いの静かな呼吸の音だけでした。

 Kさんは突然「俺こういう静かな所に車とめて、後ろで横になるのが好きなんだ」と言って後部座席へ移動しました。
 私は助手席に一人で座っているのが寂しくなり後ろを振り返りました。
「Kさん、なんか前一人でさみしいから隣に行っていいですか?」
「いいよ、おいで」
 Kさんは横になりながらにっこり笑いました。

「……私どうしたらいいですか?(焦)」
 それほど広くない車内、後部座席はKさんが横になっているため私の座るスペースはありません。
「うーん、じゃあここに来て♪」
 仰向けで両手を広げるKさん。

 私は少し戸惑いました。今まで男の人に抱きしめられたことなんて昔一人だけ付き合った彼氏以外なくて、3回しか会ったことのないKさんとそんなことするのは恥ずかしいと思ったからです。
 でも隣に行きたいって言ったのは私だし……。
 結局断れなかった私は、意を決してKさんの元へ行くことにしました。

「ほら、気をつけないと転ぶよ」
 Kさんはそう言って私の手を引きます。
 Kさんは仰向けで寝ていたため、私はその上に乗っかる感じになりました。

「Kさん、やっぱり恥ずかしいです」
「ん、俺しかいないから平気だよ」
 Kさんはふわっと優しく私を抱きしめてくれました。
 Kさんの胸に顔をうめていると心臓の音が直に聞こえてきます。こんなの久しぶりだなぁ、あったかい……、などと考えているうちに、私はいつのまにかうとうとしてきました。
 Kさんはそんな私を、時折頭を撫でたり背中をさすったりしながら包んでいました。

 どれくらい経ったでしょうか、そろそろ本気で寝そう……、なんて思っていたらKさんがもぞもぞしだしました。
「Kさんどうしたの?」
「……んんー」
 眠たいのか、甘えたようにほお擦りしてきます。
「Kさん、眠たいならそろそろ帰ろっか」
「……んー」

 ほっぺにキスされました。
 私は少しびっくりしましたが、熱くて柔らかいKさんの唇が気持ち良かったのと、きっと寝ぼけているんだろうという思いから黙ってじっとしていました。

「レイラ……」
 呼ばれて顔をあげると、今度は唇に。
 Kさんは私の唇をはむはむってしてきて、唇を合わせるだけのキスしかしたことなかった私は頭の中がほわんとして抵抗できませんでした。

(キスってこんな気持ちよかったんだぁ…)
 私はKさんの真似をして、Kさんの唇を軽くはむっとしました。
 Kさんは嬉しそうに私の頭を優しく撫でると、私の口の中に熱くてにゅるっとしたものが入ってきました。
 私はびっくりしたあと、それがKさんの舌だと気付きました。
「……ん…んッ」
 思わず声が出て恥ずかしくなる私をよそに、Kさんは私の口内で動き続けます。ちゅ…ちゅッ…という音だけが静かな車内に響いて、私はもう頭が真っ白でした。

 しばらくして、やっとKさんのキスから開放されました。
「可愛い声出して、、キスだけで感じちゃったの?」
「……こんなキスしたの初めて」
 私、とにかく恥ずかしくて頭が真っ白で、ちゃんと返事になってません(笑)
「気持ち良かった?」
「うん……」
「じゃあもう一回しようね」

 そう言うとまた頭を撫でられてキスをしました。今度は私もKさんの真似をして舌を動かしました。Kさんの大きな手は私の頭、首筋、背中、腰といろんな所を優しく撫でています。
 そのうちKさんの手が服の中に入ってきて、胸を揉みはじめました。
「……ッあ!! ……だめ……」
 思わず唇を離してKさんの手首を掴みました。
「どうしたの? 嫌だった?」
 私は恥ずかしくて、俯いたまま首を横に振りました。
「何? 言ってごらん」
 Kさんは一旦手をとめて、また頭を撫でます。

「なんでもない……。恥ずかしくて、びっくりして……」
「……レイラ、可愛い」
 止まっていた手がまた動き出しました。
 人より小ぶりな胸を円を描くようにやわやわと揉まれ、乳首を弄ばれます。
「う……んぅ……」
 必死に我慢しようとしても声が出てしまいます。

 お尻をさわっていたKさんの指が、ジーンズごしに私の大事な所に押し付けられました。
 私は完全に力が入らなくてKさんのされるがままでいると、手が前にまわってきてジーンズの中に入ってきました。

「身体熱いね。どうしたの?」
 パンツの上からクリを押し潰しながら聞いてきます。
「やッ……ぁ、……どうもしないです……」
「……感じてるの?」
「ち……、違います!!」
 Kさんはずっと私の顔を覗き込みながら執拗にクリをこね回し、恥ずかしいことばかり聞いてきます。
 私は恥ずかしさと気持ち良さで泣きそうなのを必死でこらえていました。
「素直じゃないなぁ。レイラが感じてるかどうか確かめてあげる」
「……ぇ」
 言うとすぐにパンツの横からKさんの指が入ってきて、とっくに濡れていた私の中心をなぞりました。

「きゃぁ!!! ……ッあ、やめて……」
「こんなにびしょびしよにして、感じてたんでしょ?」

 私は観念して震えながら小さく頷きました。
「いい子だね。もっと感じさせてやるよ」
 Kさんはゆっくり指を割れ目に沿って往復させ始めました。
 時々クリをこねられて、Kさんの指が動くたびにくちゅ、くちゅ、と恥ずかしい音が聞こえます。
 でも、Kさんは中心をなぞるだけで一向に中に入ってくる気配はありません。
 じれったくなった私は思わず、「Kさん……」と呼びました。

「なに?」
 Kさんは私の心を見透かしたようににっこり笑いました。
「Kさん……もう、だめぇ……いじわるしないで」
「いじわるなんかしてるつもりないけど」

 私はもうわけがわからなくて、必死にKさんの首筋に何度もキスしたり耳を甘噛みしたり、私を触っているのと反対の手の指をしゃぶったりしていました。
 するとKさんは、俺もう我慢できない……、入れたい」と言ってきたのです。
 私はふと我に返りました。
 Kさんと私は付き合っているわけでもないし、会うのも今日で3回目。この状況でゴムなんか持ってるわけないし、よく考えたらKさんには彼女もいる。さすがに入れられるのはまずい…。
 結局そのときはなんとかごめんなさいして、朝まで抱きしめられてキスされながら車の中で眠りました。

 Kさんにはほんとに悪いことしたなあって思ってます。
 後になって、彼女のいるKさんとそんなことになってしまってすごく後悔しました。
 私のKさんに対する態度の変化に友達が気付いて、全て話したところ「後で後悔するなら最初からするな」ってめちゃくちゃ怒られました。
 次の日から友達とKさんはびっくりするぐらい仲が悪くなってしまい、ますます反省しました。
(メールによる体験告白投稿より 2009年6月16日 )

 
 挿入は思いとどまったとはいえ、性行為の一端をしたことには違いありません。夜中に男性と車の中でふたりっきり……となれば、そういう大人の関係になることを覚悟しておくべきだったでしょう。ていうか、こういうシチュエーションは、彼女のいる男性と火遊びをする、という前提でいっときを楽しみ、あとに尾をひかない、ていうのが大人の態度でしょうね。いつか投稿者さんも、大人の男女のお付き合いができるようになるといいなって思います。

 
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