主人との出会い(2)  by もも その16





 

 あんまり人には言いたくない事。自分には障害を持った体の不自由な弟がいる、と……。
 だから、付き合うかどうか考えてから、返事をしてほしい、と……。

 私は即答しました。
「おじさんのそばにおりたい」
 自分で自分の決断に驚きました。
 Oさんは、「俺でええんか?」
「うん。先の事はわかれへん……、そやけど今はおじさんとおりたい」
 Oさんは私を抱きしめ……キスを……。
 唇は……、首筋に……。手は胸に……。
 でも、イムリミット……。門限の時間がありますから……(笑)
 その日はそのまま送ってもらいました。
 忘れもしません。昭和63年4月3日の事でした。

 一週間後……、日曜の昼からデートです!!
 この日は私の都合で東映漫画まつりを見に映画館へ一緒に……。
 新学期になれば最終学年の三年、保育実習もどんどん入りますからね、子供の話題についていかないと(笑)
 入り口で「漫画まつりですけど……」って店員さんに念押しされましたけど(笑)

 映画をみて、少しドライブして、お茶を……。それから前に行かなかった別の桜の名所へ……。
 車を降りて……、歩いて散策……。私からそっと腕をからめて……。
「ん……?」と笑ってるおじさん……。

 ベンチに座り、頭上の桜の花を見上げると、おじさんから「口あいとるで」って……。
 慌てて口をしめて、でも見上げると口が……。爆笑されて……、おじさんのホッペにチュッ…(笑)
 なんか、幸せ……、と思ってしまった。

 車に戻り……、抱きしめられてキス。
 私、この人に全部話さないとって思った。おじさんは人に言いたくない事を私に言ったのに、私の事を話さないのは不公平な気がした。
 黙っていても、責められたりしないやろけど。

 そのまま前のように寮の近くの神社へ。私は……、自分が不倫して処女をあげたこと……、それは浮気だったこと……、罰があたって彼と別れるハメになったこと……、その彼をずっとずっと引きずってきたことも……。
 途中で我慢出来なくて、涙か溢れて来て。おじさんは黙って聞いてました。

「そうか……、でもそれがあったから今のお前があるんやろ。別に後ろ向く必要ないやん……」
 そう言ってくれました……。

 この人なら、私を包んでくれるかも。
 そう思いました。
 抱き寄せられ……。腕の中に……、泣きやむまで……。
 それ以上の事はせず……、寮まで送ってくれました。

 その後私の学校が始まり又慌ただしい日々……。
 はい!! 大事な記念日。4月17日……。
 この日は……、内緒……。なんて言ったらダメですよね……。おじさんと結ばれた日です。

 昼からデート。一緒にお昼を食べて……、ドライブ……。
 変わった名前のホテルを見つけて……。
「こんな名前あるんやなぁ。へぇ……◆◆やって」とか、「ホテル□□やって」とか……。
 私は何も思わずホテルの名前を口に出してたんです。それはラブホテルの名前でした……、しらなかったんです(汗)
 おじさんはホテルの名前を口にする私を見て、「こいつそんなにやりたいんか」って思ったらしいです…(笑)

「ほな、行くぞ」
「えっ……、どこへ?」
 車はラブホテルの駐車場に……。
 心の準備が……、なんで……、なんで……。
 初めてではないけど……。余りに急で……、無口になってしまって。

 部屋に入りベッドに座るおじさん。私は隣に……。
 おじさんに抱きしめられて……、静かに倒されて……、唇を重ね、首筋に移動。胸には手が……。
 声が……、もれる……。
 私の服を脱がし……、自分も脱いで……。
 優しい愛撫……。

「あぁぁぁ……、おじさん……、……ゴメンね、初めてでなくて」
 そう耳元で……。
「関係ない。今のお前が好きなんや……」

 キスをしながら肩を抱き、私を大切に扱うおじさんの手が、一番感じる所に。
 これでもかと私を攻める。
「あっ、あっ……、ダメ……」
 いきそうな所でとめられて、おじさんのが入ってきました。

「うっ、……はぁ〜〜、おじさん、……いぃ……気持ちいぃ……」
「きつっ……、あぁ……」
 ゆっくりと私の中に……。

 私はKくんと別れてから男性を受け入れてなかったから、きつかったみたい。
 私もなんだか……、押しいられるような感覚でしたから……。

 おじさんは「あかん……」と言って、抜き、私のお腹の上に……。
 ティッシュで拭いてくれて、ベッドで余韻に浸る私。久しぶりの感覚……。

 私、この人好き……。
 好きなんよなぁ……。
 好きになってもええんよなぁ……。

 おじさんとお風呂に一緒に。
 私を後ろから抱きかかえ、胸を刺激します。
 もう、乳首はコロコロ。

 首筋に……、肩に……、私の体を可愛がる……。
 さっき果てたのに、もう元気。
 バスタブに手をついてバック。
 音と共に、私の声が響く……。

 体を拭いて、ベッドへ。
 私を寝かせ……、秘部に舌を這わせる……。
「っあぁぁ……、おじさん……」
 おじさん、そのまま私の中に。ゆっくり腰を……。

 おじさん……、おじさん……。

 私を上にして騎乗位。気持ちよすぎて、私の腰が止まらない。
「ちょっと休めよ」と彼が……。
 でも……。
「気持ちええから……、やめられへん。どうしよう……おじさんのに吸い付いてる……」
「アホ……、ちょっと休めって。あかんて……」
「私、いっちゃいそう。おじさん、オッパイ……、もものオッパイ……、あぁぁ……いくぅぅぅ……」
 おじさんも……。
 うっ……。私の中に……。

 あっ!!
 コンドーム忘れてた。でも、嫌じゃなかった……。

 おじさんの腕の中で……、私、幸せになってもいいんかなって思った……。

「なぁ……、おじさん、ももの事……好き?」
 そう聞いてみた……。
「好きやで。離れたないなぁ」
 そう言って、強く抱きしめられた……。

 会社でも……、いつでも……というわけにはいかないけど……、でも……、会える……。
 近くにいる……。そばに感じられる。それが嬉しかった……。
 なんかホッとする場所を見つけた感じがした。

 K君と別れて……、これから幸せになれるかも……。
 そう思ったけど……、いっぱい壁があって……。
 でも、このおじさん、今では私の最愛の主人です……。
 結婚までの波乱は少し休憩してから投稿します。
(メールによる体験告白より 2009年3月6日 )

 
 妻に話したんです。大人二人で漫画まつりに行って、「漫画まつりですけど」って念を押されたカップルがいたんだって、と。そしたら、「それが原因で、漫画まつりってなくなってんで」て。「はあ? なにそれ?」 どうやら、大人がたくさん観に来るので、子供向けにいくつかの漫画をセットにして売らなくても、大人向けに単体で上映しても、客はくるんだ、っていう判断になったらしくて。その話の信ぴょう性はともかく、確かに現在、アニメ映画は、単体でやってるし、たくさんお客はいってるもんね。宮崎アニメなんて、大人も子供も関係なく観てるし。……あれ? こんなコメントでええんやろうか?

 
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