母上のごとき  by 友太郎





 

  ある日夕方散歩をしていました。
 静かな住宅地の中を歩いていると低い塀の中から「あら、Hさんじゃないの、どうしてここに……」と声がかかりました。
 見ると同じ会社の女工さんのSさんだった。僕は会社に入って2年目の事務員で、Sさんたちの工場現場の労務係です。

「今日は天気がよいから散歩です。Sさんのおうちはここだったのですか……」
 彼女は工場現場ではベテランの女工さんです。班長なので毎日顔を合わせいる人です。
「よかったらよりませんか、今日は母もいないから」と門の扉を開けて家の中に誘ってくれました。

 工場では作業服に帽子姿に一生懸命働いている姿は女性とは思っていなかったが、今日はさっぱりしたワンピース姿です。
 それでは遠慮なく、とお邪魔することにしました。
 Sさんはいそいそとビールを出してきてすすめてくれます。彼女も一緒に飲みながら職場の話題や、身の上話に花が咲いていました。

 二人とも頬を染めるようになっていたころ、「Hさん、あなた彼女はもう出来たの? まだでしょう、私が彼女になってあげようか?」
 え? と思っているとSさんは笑いながら、「遠慮しなくていいのよ」
 僕は労務係だから女工さんの年は全部知っています。Sさんは45歳でお袋のようだと思っているのです。それに彼女は未亡人で今お母さんと二人で住んでいます。
 まさか? と思案していると、彼女は立ち上がって隣の部屋へと目で合図をしています。

 それに釣られるように隣の部屋に行ってみると布団が敷かれています。
「服を脱いで横になっていて……」
 暗示にかけられたように僕も進んでいきます。Sさんは部屋の隅に行って着ているものを一枚ずつ脱いでいきます。もう年だから締りがない体と思っていると、肌は少し黒いけど筋肉質のしっかりとしまった体です。
 乳房は張っています。腿もお尻もきりっと締まっています。一日中力を込めて働いているからでしょう。

 浴衣を羽織って僕の横に体を入れてきました。彼女も息がはずんでいます。
 僕の手をとって乳に押し付けました。もうたれ下がっていると思っていたが触ってみると重たさがある乳房です。
「キスからはじめましょう」
 といわれて彼女の唇にむしゃぶりついて行きます。

「出来るのでしょ、入れてちょうだい……」といわれました。筆おろしじゃないことを見破られたようです。
 一旦体を分けると彼女は足を開いて受け入れる姿勢をつくっています。

 開いた足の間に膝で入っていきました。彼女が手を差し伸べて僕をつかんで引き寄せてくれます。「いくぞ」と頭の中で叫んでいました。
 Sさんの中は熱いと思いました。二度、三度と送迎運動をしているとたまらない気持ちになってきます。頭の中で火花が散っています。どくどくという音が自分にも伝わってきます。頭の中がうつろになってそのまま彼女の上にうつ伏してしまった。
「くくく、もうイッタの? 若い人は早いのね、まだ20でしょ……」と云われてしまいました。

 体を分けて並んで寝ていました。もう僕は射精したのでセックスは終わったと思っていたがそうでもないらしい。
 しばらく彼女と話をしていましたが、「ぼつぼつはじめようか……」といわれて彼女の手が僕の僕をつかんでしごきはじめました。
 ひとたまりもなくペニスはびんびんに元気を回復していました。

 挿入して、今度は落ち着きがありますのでゆっくりと送迎運動を進めていきます。今度は彼女の方が盛り上がって行くのが分かります。
 やがて体を痙攣させてうめき声を上げでいます。それにつられて僕のペニスは締め付けられてそこで射精をしていきました。
 女性がイクのを始めて知りました。

 3日ほどして会社の廊下でSさんに会いました。
「土曜日いらっしゃいよ、母がまた出かけるから……、貴方のが入ると私元気が出るのよ」
 少し迷ったけどやっぱり出かけていきました。

 Sさんとのセックスはすっかり慣れて毎週家に行くようになりました。1週間に熟女と2連発です。
 会社で会うSさんは一段と元気がみなぎってきたようです。
 若い子をなだめてすかしてさせてもらうままごとのセックスはごめんですね。
(メールによる体験告白より 2008年9月22日)

 
 女工さんって言葉が、なんだか古めかしくて、過去の思い出を語ってくれているのかなという気もしたんですが、最後に「若い子とのセックスはごめんです」とあるから、現在進行形なのでしょうか? 未亡人で男に飢えてて、だけど、彼氏を作るのも面倒くさいし、いい具合に若い男が手に入ったから、セックスのお相手をさせている、ってところでしょうか。友太郎さんもそれをいいことに、年上の熟女とやりまくり……。需要と供給ですね。浪漫もいろんな人に供給したいんですが、どなたか需要はありませんか?

 
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