葛藤(3) by アキ その3





 

  Kとセックスするようになったきっかけはおよそ2ヶ月前くらい。
 その日、幼馴染の、同じ高校に通うKから電話がありました。
 男性って苦手ですし、Mと色々あって落ち込んでたんです、なので優しいKならと思い、そして誰かと話がしたくて、Kと電話で少し話しました。

 そして次の日、Kが話の続きって家に来ました。
「あんまり落ち込んでいるみたいだったから……、大丈夫?」と心配してくれたし、たまに以前からうちに遊びに来るので、私は安心してKを家に入れたんです。
 Kは彼女もいるし、まさか女として私を見ているとは思いもしなかったので……。

 でも小学生の時とKのままだと思っていたのは間違いだったようです。私はどこかで男性を信じたかったんだと思うのに……。
 Kはソファに座っていました。私が「何か飲む?」とキッチンに立ったとき、Kも立ち上がり、私の腕をつかみ、自分のほうに引き寄せました。
 私はびっくりして声も出ません。手で押しのけようとしたとき、無理やりキスをしてきました。
 私は足でKを蹴り、動揺し「なんで・・?」というのが精一杯でした。
 Kを見ると、目が怖くて、冷たく感じました。動揺しながらも「犯されちゃうのかな」と冷静に考えてる自分もいました。

 Kは床に私を押し倒すと私の上に馬乗りになり服に手をかけ、脱がせようとしました。
「やめてよっ」と涙声で言うと「彼女と喧嘩してさ〜、最近。代わりにアキがオレを気持ちよくしてよ。てかアキの方が断然可愛いし、前からアキとエッチしたかったんだよね」とブラウスのボタンを引きちぎるようにはずし、ブラも上にずらしました。
 なんとか自由のきく手でKを離そうと暴れるとKは「乱暴なことはしたくないんだけどね」と自分が締めていたネクタイで私の両手を頭の上で縛りました。

 自由が利かなくなり、恐怖心で大声を出すことも、抵抗することも手来ません。
 胸を揉まれたり、乳首を引っ張られたり、優しいと思ってたKにこんなことをされるのは裏切られた気分で恥ずかしさと悔しさで涙ばかり出てきました。
「アキの好きな奴も他の女とこんなことしてんだろ? アキだって楽しめば良いじゃん」とスカ−トにも手をかけてきました。
 全裸にされるのに時間はかかりませんでした。

 泣き、抵抗する私の足を無理やり開くと「いつもどんな声であえぐのか聞かせてよ」とアソコを舐め始めたんです。体中に鳥肌が立つのがわかりました。
 Kはビチャビチャと音を立て、舌をクリの方に持って行きます。
 クリを舌で吸われた時「んん……っ」と声を出してしまいました。

 Kは「しっかり感じてるんじゃん」と指を入れ、中で動かし始めました。
「だめ、……お願い、……やめて」と言えばいうほど激しく動かします。

 Kは指を抜くと、今度は自分の服を脱ぎ始めました。
「男はみんな同じなんだね」と半分諦めの気持ちでした。

 今抵抗したり、やめてといったところでやめてくれるはずが無いのもわかっていました。
 Hしたことなんて、あの時観月さんとだけなので「こんなの、よくないよ、どうしてこんなことするの」と言いました。
 Kは「言ったろ? 彼女と喧嘩して寂しいんだよ。それに彼女よりもアキの方が魅力十分だし」と入れてこようとしました。
「やだ。いやっ!」と抵抗する私に「力抜けよ、裂けてもしらねえぞ」と言うと乱暴に入れてきました。
 Kがイクまでの間、私はうわごとのように「だめ……だめっ」と言っていました。
 その後「ごめんアキ、こうでもしないとアキとエッチ出来ないと思ったから。でもアキって処女じゃなかったんだ」

「この件は2人の内緒だから、また今度ヤらせてね。」
 Kは言って帰っていきました。
(一夜限りのアバンチュール体験告白掲示板より 2008年5月3日)

 
 既にセフレとして関係が成立しているお相手のことをどうこう言うのは良くないかもしれないんだけど、アキさんに同じセックスを迫るにしても、もう少し言い方はあるんじゃないの、と思ってしまいました。「彼女と喧嘩して寂しい」だの、「処女じゃなかったんだ」だの、「内緒だからまたヤラせて」だの……。まあ、それでも定期的に会う関係になっちゃうわけだから、表面的な台詞はともかく、何か惹かれあう部分がきっとあったんでしょうね。

 
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