息子の友達と(1)  by  ミサコ その1





 

  私は42歳です。25歳の時、結婚して1年後に長男のススムが産まれました。ススムは今高校1年生。
 私は今、ススムの同級生ケンイチと不倫関係にあります……

 6月ごろでした。
 その日は朝から横浜に買い物に出掛け自宅近くの駅に着くと雨が降り出していて傘をもってない私は濡れながら家に着きました。
 家に帰ると玄関に3〜4人くらいの靴が散乱しているのでススムの友達が来ているのだと分かりました。2階に上がるとにぎやかな声が聞こえたので「ススム〜帰ったわよ」と言ってドアーを開けると、あわてて何かを隠すような動き……
 ススムも他の子達もはあわてて「お帰り」「おじゃましてます〜」なんていいながらなにやらもぞもぞとしてました。
 私は「いらっしゃい」と声をかけ下にいきました。たぶんエッチな本でも見ていたんだとおもいます。

 私は雨の中、傘もささないで帰ってきたのでびしょ濡れだったためシャワーを浴び、着替えしてからコーヒーと菓子をもってススムの部屋の前まで行くと「お前のかぁちゃん美人だなぁ〜」
「そうか〜。もうババァだぜ」
 ススムの奴めと思いながら「ババァで悪かったわねぇ〜。せっかくコーヒー持ってきたのにぃ」と言いながら部屋に入りました。
「やべぇっ聞こえちゃった」
「聞こえました」と言いながらドンと菓子を置くと、「おばさん美人ですね」とケンイチが言ってくれました。
「そんなフォローはいいわよ〜」と捨て台詞を吐きながらそそくさと1階へ行きました。

 どうやら雨で部活が休みとなり皆で集まったようでした。
 はじめてケンイチと会ったのはその時でした。まさかこんな関係になるなんて……

 どうやらうちはススム達の溜まり場となったようでそれからもちょくちょく皆で集まっていました。
 ケンイチとはじめて会ってから1ヶ月くらいした頃でした。
 私はその日、友達のケイコとお茶をする約束をしていましたが、ケイコの体調がすぐれず、中止になってしまい家でテレビを見ていました。みのもんたが出てたのでお昼をちょっと過ぎた頃だと思います。

 家のチャイムが鳴り、インターホーン取るとケンイチでした。
 ドアーを開け「あら松田君。どうしたの?」
「すいません。この前遊びに来た時に定期入れを忘れちゃったみたいで」
「本当。おばさん見てないけどススムの部屋かしら〜」
「多分そうだと思うんですが〜」
 私はケンイチを家に上げ、ススムの部屋を探すよう言いました。
 ケンイチは2階に上がりケンイチの部屋を探しましたが見つからなかったようで「おばさんすいません。違うとこで落としたみたいです」と言いながら2階から降りてきました。
「そう〜。もし見つかったらススムに渡しとくね」
「せっかくだからコーヒーでも飲んでいく」
 私もケイコのドタキャンがあり暇をしてたのでケンイチを呼び止めコーヒーをすすめました。

「そういえば学校は?」
「今日は寝坊しちゃって」
「あらっだめねぇ〜。これから行くの?」
「はい。家を出たら鞄に定期がないのに気づいてススムの家にわすれちゃったかなぁ〜と思って」
「そうなんだ〜。見つかればねぇ」

 私とケンイチはコーヒーを飲みながら他愛無い会話を交わしていましたが、沈黙がありなにか話さなきゃと思った私は、「そう言えばさぁ〜。松田君達がはじめてうちに来た時、おばさんススムの部屋にコーヒー持っていったら、あわてて何か隠したわよねぇ〜。あれ何?」
「えぇ〜気づいてたんですか」
「わかるわよぉ〜。あなた達の慌てぶりでぇ〜。エッチな本でもみてたんじゃなぃぃぃ〜」
「いやっっそれはぁ」
「いいのよ思春期だもんねぇ〜」
「おばさんも見ましたぁ思春期の頃」
「見ないわよ〜、おばさん女だもん。ってやっぱりその手の本かくしたんじゃないぃ」
「ばれちゃった。ススムには内緒ですよ。俺がばらしたの分かったら怒られますから」
「言わないわよ〜そんな事。松田君は彼女とかいないの?」
「まだいないんすよ〜。告られた事はありますけど〜、好みじゃなくて」

「そうなんだぁ〜どんな娘が好みなの?」
「ん〜学校の同級とかはいまいちなんですよねぇ〜。子供っぽくて」
「じゃあ松田君は年上がすきなのかな」
「そうですね。おばさんみたいな人」
 ドキリとした。ケンイチは私の目を見てそう言った。
「またまたぁ〜おばさんにおべっか使っても何もでないぞぉ」
 私は久しぶりにそんな事言われたものだからドキドキして答えた。
「おべっかなんて使ってないよ。おばさん美人だしぃ〜」
 私は精一杯取り繕って「ありがと」

「おばさん。俺はじめておばさんを見たときからすごくドキドキしていて」
「あらっ、おばさん口説く気」
「そんなんじゃぁ〜。ただおばさんと会ってから毎日おばさんの事かんがえちゃって……」
 しばらく考えたのちケンイチは、「おばさん。俺まだ女の人と付き合ったことなくて。おばさん……」
 恥かしそうに下を向きながらケンイチは小さな声で、「教えてほしい……」
「えっ何を」
「女性を……」

 どうしよう……息子の友達に女を教えてほしいと言われてる。ダメよ。そんなの親子ほど年が離れているのに〜しかも息子の同級生……
 私は葛藤してしばらく考えていると……
「俺、おばさんの事考えて自分で……もう我慢できないよ。好きですおばさん」
 ケンイチは真剣な眼差しを私にぶつけてきた。
 何年ぶりかしら、男にこんな事言われるのわぁ〜。

「だってぇ〜、おばさんは結婚してるし、あなたと同じ年の子供もいるのよぉ〜」
「そんなのわかってます。でもどうしようもないんです。おばさんの事考えると……」

 嬉しかった。結婚して17年。浮気をしようと思った事は一度もない。たぶんそれはそんな機会が今までなかったからかもしれないが……
 5年も前から夫とはセックスをしてないが、今ではそれが普通になってしまい自分でもセックスしたいなんて思わなくなった。昨日までは……
 私の中で何かが崩れていく気がした。

「おばさんでいいの? はじめてなんでしょ」
「はい」
「あなたのお母さんと同じくらいの歳よ」
「おばさんはきれいです。女性としてとっても魅力的です。おばさんとだったら俺、俺……」
「わかったわ。でも今日はいや。おばさんこんな格好だし。もうちょっとすればススムも帰ってくるわ」
「……」
「松田君。バイク乗ってるでしょ。」
「はい」
「今度、おばさんとデートしよっか。バイクでどこか行こうよ」
「本当ですかっっ」
「うん。今度の土曜日なんてどお? ススムも夫と出掛けていないし。おばさん一人だから遊びにいきたかったの」
「はいっっ。迎えに来ます。」
「じゃあ決まりね! 10時に来て!」
 ケンイチは嬉しそうに残りのコーヒーを飲むと立ち上がった。
 私の性欲は爆発しそうで、思わずケンイチの腕をつかみ、「松田君。キスしてあげようか」
「えっ」
「大人のキス教えてあげる」といってケンイチと唇を合わせた。

 最初は唇だけの軽いキスだったがケンイチの首筋に腕を回し私はみだらに舌を入れた。
 唾液がまざりケンイチの股間はみるみる破裂しそうになっていた。
 久しぶりに長いキスをした。
「今日はここまでね」
 ケンイチはグッタリしていた。
(熟年セックス体験告白掲示板より 2007年9月26日)

 
 息子の同級生達と、「ババァ」だの「ババァで悪かったわね〜」だののやりとりが出来るなんて、そのこと自体が若い。それにどうやら、ケンイチ君が「おばさん美人ですね」と言ったのも、お世辞でもなんでもなく、マジで「いいなあ〜」って思ったからでしょう。しかも、同級生のお母さんを口説くだなんて。感情が高ぶってしまったんですねえ。土曜日のデートが楽しみ!

 
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