2つ上の…  by 乙





 

  同じ書道塾、同じ中学校だった2つ年上の高2の人とあった話です。私は彼(仮にKさんとしておきます)の事が好きでした。
 顔が某有名人に似ていて、背が高く、笑顔にほれてしまったのです。

 ある日、私がいつものように書道塾へ入ると、Kさんと目が一回合ったのです。顔が赤くなるのが分かり、とっさに目を逸らしてしまいましたが。
 Kさんの前の席に座ると、後ろから声が聞こえてドキドキしてしまうのを押さえながらその日はやっていました。
 時々つくため息が近くで聞こえ、Kさんが後ろにいるというシチュレーションは私にとって凶器でした。

 帰り、Kさんは先に帰ってその後に私が続くというようなかたちでした。
 話した事も話しかけた事もなかったので、ただ背中を見つめるだけなのかなぁ…と思っていた時です。
「ねぇ、何でそんなに上手いの?」
 Kさんがくるっと振り向き、高2とは言えないキラキラとした顔で私に訊いて来たのです。
 嬉しい! という気持ちが顔に出ないよう、必死に笑って誤魔化しました。
「Kさんの方が上手ですよ」
「そうかなぁ?」
 その日は家路まで一緒に帰ることが出来ました。

 Kさんの家が近くなった頃、「ねぇ…彼氏っているの?」と訊かれました。
「いいえ」と首を振ると、斜め前のKさんが足を止めました。
「年上って…タイプじゃない?」
 辺りは人気の無い道で暗かったです。それだけ言うとKさんは私を抱き、強引にキスを求めてきました。
 幼い頃に幼馴染とほっぺにちゅぐらいの経験しかなかったので、ファーストキス――その感触は忘れられませんでした。
「好きなんだ、君の事」
 名前で呼んでくれなくても、私の事を目の中に入れてくれただけで嬉しかったです。

 誰もいないからと、Kさんの家へとお邪魔し、Kさんの家へと案内されました。
 男の子の部屋はシンプルだなぁと思っていると、Kさんにベッドの上へと押し倒されました。
 最初は怖いと思いましたが、優しいKさんの表情を見ると安心感がわきました。

「ヤっても良い?」
 それだけ言うと、Kさんは覆いかぶさるように私の上へと倒れました。
 Kさんは私の唇、首筋、洋服を剥ぎ取って胸元、とキスを落としていきました。

 ズボンのチャック、下着と手が進んでいき、指で順番に入れられました。オナニーをしている時よりも気持ちよく、Kさんの温かさにすぐにいきそうでした。
「声出して良いんだよ」耳元で囁かれ、私は我慢できなく喘いでしまいました。
 指で弄られる事数分、凄く濡れている私のにKさんはクンニをしてくれました。舌触りが気持ちよく、喘ぎ声は止まりませんでした。

 次に私はKさんのをフェラしました。どこから舐めたら良いのか分からなく、根本からツツー…と伝っていくと、Kさんのはすぐに勃ってくれました。
 フェラを繰り返しているとKさんのがヒクヒクと動き、先端をちろっと舐めると、我慢していたのか今度はKさんが声を出しました。

「入れるよ…」
 仰向けにベッドへと身を預け、M字開脚のごとく足を開き、Kさんのものが私へと入っていきました。
 どちらも濡れていたので、イヤらしい音と荒い息だけが部屋に響いていました。
 濡れていたので、そんなに痛くはありませんでした。

 Kさんが動き始めると、さすがに声が出てしまいました。
「Kさんっ、もっと!」
 そう求めるとKさんは私の腰に手を持っていき、腰を上げるようにしてきました。
 Kさんは立ち膝、私はお腹を突き上げるような体勢です。
「で、出るっ」
 Kさんの顔が赤くなり、私からものを抜くと、急いでゴムを付けようとしていました。ですが、上手く付けられなかったようです。

 私も手伝い、付け終わって再び元の体勢に戻ると、Kさんは奥まで突いてきました。
 圧迫されるような、痛いような、だけれど幸せという入り混じった思いでした。
 ゴムをつけていた事に、少しだけ不満でしたが。

 Hの後、Kさんから話を聞いていました。
 Kさんは、私の事を小学生の頃から好きだったようです。
 書道の先生を通して私の話を聞き、そして面と向かって会った中学校では話しかけたくて仕方なかったとか。
 また、Kさんとできると良いな。
(女の子の初体験告白掲示板より 2007年4月21日)

 
 体験告白も2000を超え、3000に近づこうかという状態ですが、書道が話題に出てきたのは、もしかしたら、これが初めてかもしれません。それはともかく、

 
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