痴女が  by とみ





 

 10年くらい前の話ですが。痴女に遭遇しました。小田急線の急行電車の中で。
 飲み会の帰りだったので、電車に揺られ、半分居眠り(壁に寄りかかって)こけてました。そのうち、下北沢を過ぎた頃から、何か下の方に当たるような感覚になりました。(もちろん、周りは肩がくっついてる状態ですが)
 いつも混んでる電車だし、酔っ払ってるからかなと思っていました。

 でも、何かが違うんです。
 触れているとこは、まさにホットスポットだし、電車が揺れても離れないし、包み込まれているような暖かいようなって感覚でした。
 その内、自分の感情とは別に、立ってきたんです。
 自分自身、ヤベっと思ってはいたんですが、特に直す訳でもなく、後もうすぐだしと思っていたんです。

 それでも、微妙に動いてる。
 何気に、目を開いたら、年上の女性が目の前にいました。さっきは、禿げた親父だったのに、気がつかないなんて、寝てたのかな?
 目が合うと彼女は、突然、ニヤっと笑ったのです。
 思わず、ドキっとしました。
 触られてる・・・

 でも、分身は、すでに半立ちの状態だったし、この感覚はやっぱり? 手か?
 思わず、腰を引いたんですが、後ろは壁だし、実際はまったく引けてない・・・
 目の前の彼女は、自分が気がついたことに対して、さらにニヤリ・・・。背中に氷のような感覚と、さっきまで酔っている感覚が吹き飛びました。

 ヤバイ・・・
 焦りました。俺は、今の状況をどうすればいいのか、あらゆることが走馬灯のように流れては、消えていきます。

 その内、成城学園前に停車しました。人の出入りも激しく、人の波にもまれて彼女が動いたんです。チャンスと思い、寄りかかっていた壁に対面するように体勢変換しました。
 あれが痴女なのかなと考えていたら、また、さっきの感覚が・・・右も前も壁だし、考えられるのは、左しかない・・・
 居るんです。さっきの彼女が・・。しかも、先ほどより、強い感覚が分身に・・・。
 しかも、反応してしましました。

 その内、チャックを下ろされて、直接触るんです。女の人が痴漢にあって、怖いという感覚を身を持って体験した瞬間でした。
 体は動かなくなるし、頭はいろいろなことを考えてるけど、何一つ行動に移せない。

 なさけない思いでいっぱいでした。現実は、今まさに露出させられたモノが勃起して、シゴかれているんです。
 本来、新百合ヶ丘で降りるはずなのに、露出しているがために降りれずに、電車が発車して通り過ぎようと動き出した時、ついに、我慢の限界が来てしまいました。
 壁に、出してしまったんです・・・。握られてる手の中でといった方がより正確ですが。
 ビクビクって震えるものを握られて、さらにシゴかれてるのは、非常に屈辱的なことでした。マジで、泣きたくなりました。

 そのうち、町田に到着して、意を決して、分身を出したまま電車を降りました。もちろん、隠して降りたつもりです。もう、そのときには、周りを見る余裕などあるはずもなく、やりきれなさと、不甲斐なさに悲しくなりました。

 その後、一度その人を電車で見かけたことがありました。同じことをやってたのかどうかは判りませんでしたが、逃げました・・・
 今でも、小心モノの告白です。
(男の子の初体験告白掲示板より 2005/08/12)

 
 これは珍しい。痴女が登場する場合、事実か作り話かはわかりませんが、「こんな経験が出来てラッキー」というのが大多数の投稿です。しかし、痴女などに触られて、感じてしまって、勃起して、しかも出してしまったなどと、非常に屈辱的である、という投稿は、おそらくエッチの森では史上初、世の中のネットを見回しても非常に珍しいのではないでしょうか? しかし、こういう繊細な、というか、性欲・快楽よりも人間としての尊厳を大切にする方ばかりであれば、女性の気持ちがわかって、痴漢をするような男はきっといなくなるんでしょうね。

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