逝かせてしまった  by YU





 

 高校生の時の、ちょっとビビッた体験。
 とある日、僕は「腹上死」というものを知った。信じられなかったが、実際に例もあるようで「へえ、ちょっと怖いなあ」と思っていた。

 で、少し時間がたったある日、付き合い始めてそんなにたってない彼女と2人でいる時、Hな気分になっちゃったのでお互い軽く頬を染めながら行為へ。
 それまで何度かHはしてるので「いつもより気持ちよくなってほしいなあ…」と思ってやり方を変えてみた。自分が思いつく限りいろいろがんばってみた。
 すると、いつもは「あっ…ん、くぅ…」と押さえ気味の声なのに、その日は「ひぁっ、は…! あああっ、ダメぇ!」と大きい声を出していた。何か体(特に胸)や顔が赤くなっていた。

 僕はイキそうになって、最後に急に激しく出し入れした。その時「ううっ!」と低い声を漏らし、いきなりガクガクなり始め、足がピーンと伸びていた。
 アソコもヒクヒクしてて、彼女の顔もどこ見てるかわからない顔だった。
「大丈夫…?」と声をかけても反応なし。そこで僕の頭に「腹上死」の三文字が。

「ヤバイ、マジでヤバイぞ!」と思って必死に声をかけた。
 ちょっとして「何…? どうしたの…?」と返事をしてくれた時は、はあああ〜っ! と胸を撫で下ろした。
 今考えれば、呼吸をしてるかを確かめればよかったのだが、あの時はあせっていたので全然頭が回りませんでした。

 後にこのことを彼女に話したら大笑いされました。今でもこの話はたまに2人の会話のネタになります(H後が一番多い)。
(心に残る最高のエッチ告白掲示板より 2004/10/16)

 
 ま、どっちかっていうと、ほのぼの体験、っていう感じですね。彼女がいつもより激しくイッた、というのがおそらく真実でしょう。人にもよるけれど、痙攣・失神なんていうイキ方を毎回する女の子ってかわいいよね。それから腹上死っていうのは、女性のおなかの上で男が死ぬことではなかったかと……。

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