同じ部活だった彼との思い出  by  芙美





 

 同じ部活だった彼とは1年生の時から一緒に汗を流し、悦び、悲しみを共有したと思っています。
 自分の気持ちを余り表に出さない彼。でも見つめる目がなにか寂しげ・・・。
 私、知らず知らずに泣いていた。彼は一言「俺、芙美のこといつも気にしていた・・・」とぽつりと言った。
 堰を切ったように声を上げて泣いてしまった。彼は私の手を握ってきた。もう我慢できなかった。
「私、ヒデが大好き。・・・」と彼に私の身体をぶちつけた。彼は私を抱いてくれた。

 私、彼に顔を向けた。どちらからともなく唇を合わせた。生まれて初めてのキス。ぎこちないけど、言葉にならないお互いの胸の内はキスで補った。

「可愛いよ。俺も芙美のこと、好きだ。」と一言。
 もう力の限り彼の背中を抱きました。ちいさな胸が彼の胸で押しつぶされそう。
 私の鼓動はもう限界に達したようにどきどきしていました。息をするのを忘れるほどの長いキス。

 私は言葉では恥かしくていえなかったけど、・・・心の中で「ヒデ、大好き、もっと壊れるくらい私を抱いて・・」と。
 でもここは校庭。しかたなく身体を離し指を絡め帰りました。今私の心はヒデのことでいっぱいです。
(女子高生体験告白掲示板より 2003/10/21 17歳 O型 香川県)

 
 思い出ってことは、この彼とはもう仲良くされていないのでしょうか? それとも、彼との「はじまり」の思い出なのでしょうか? 心の中は彼のことでいっぱいってことですから、きっと後者でしょうね。「今」のことも投稿してくれたら嬉しいな。

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