ネットナンパ師“スケベガオ”の
今宵のベッドはキミと共に

【10】 知り合った女とやりまくり(後編)


 さて、続きです。
 前回ご紹介した蝶チャン、炎チャンともに、どこに出しても恥ずかしくない(?)イイオンナだったのに、それっきりになってしまっている。炎チャンとは、流れで生エッチになっただけだけれど、蝶チャンは完全生派、きっとタイミングによっては中出しも有だったろうに、惜しかったなと思う。

 それっきりになるのは、いくつかの要因がある。これは経験上、わかってきたことだ。
 ひとつは、距離だ。一度も会ったことがない状態でなら、「会いたいな」と盛り上がるし、なんとかお互い都合をつけようとするけれど、一度その大変さを味わってしまうと、どうしても「もっと身近なところで」となってしまう。
 
 もちろん、「何が何でも、もう一度会いたい」っていう素敵な逢瀬だったら、遠距離も乗り越えちゃうだろうけれど、容姿もセックスの技術も、「何が何でももう一度」と相手に思ってもらえるほどじゃなかった、というのも大きな要素だと思う。

 そして最後に、「メールをしているうちに、この人とシテみたいなと思ったけれども、別にセックスフレンドとして付き合いたいとは思っていない」というのもある。こちらは「せっかくセックスまでこぎつけたんだから、これを機にまた」と思っていても、特定の相手以外とも気軽に関係する女の子は、あちこちから声がかかるから、僕に固執する必要はないのだ。
 女の子自ら、「この人となら、もう一度」と思える人だけ、日時を調整すれば、満足のいく性を謳歌できるわけだ。
 
 そこへ行くと、風チャンは、この二人とは異なっていた。
 独身の頃には、コレと思った男には積極的に迫ったり、不倫や二股などの経験もあるけれど、結婚してからはそういう関係からは遠ざかっていたらしい。彼女にしてみれば、HPの中の僕しか知らないとはいえ、久しぶりに本気で恋したのだった。つまり、次から次へとネットでの出会いを楽しんでいるタイプの女性ではない、ということだ。
 しかも、近距離である。

 会いに行くのは、いつも僕である。なにぶん彼女は主婦なので、家を開けられる時間には限りがある。だから、彼女の外出可能時間に合わせて、こちらから出向くのだ。
 高速道路を使うけれども、幸い、現在は無料化区間。ツ○ヤの駐車場で待ち合わせをして、彼女を僕の車に乗せて、そそくさとラブホへ向かう。

 風チャンとは、夕方までラブホ籠城で過ごす。
 その間、セックスは3〜4回。昼食もオヤツも持ち込みで、一緒にお風呂に入ったり、くだらないお喋りをしたり、時にはお昼寝も。

 最初から彼女に恋愛感情があったことや、2人とも思い思いの時間の過ごし方をしているのに、それがお互いに合っていること、そして、彼女が普通の主婦であることが、僕たちを定期的な関係へと導いた。
 普通の主婦だと、どうして? と思われるかもしれない。要するに、蝶チャンや炎チャンと違って、「その気になれば、セックスするための男なんて、いくらでも手に入るよ」的な発想が無い、ということである。
 
 もう1人、定期的に続いているのが、光チャンである。
 4大を出たばかりのOL。やはり僕のHPを見て連絡してきた子で、お付き合いが長続きしたことないので、「この人ならじっくりとセックスを味合わせてくれるのでは?」と感じたらしい。
 カワイイ系の服装、派手さはないが実はとびっきりの美人、着衣では目立たないけど、脱いだら適度な大きさの形のいいオッパイ。

 しかも……、セックスに貪欲。求めに応じて、未経験の体位にも、どんどんチャレンジしてくれる。
 指なら1本が限界の締まりの良さ。しゃぶるのが大好き。
 相性もいい。終わった直後に触られると、いつもはくすぐったいだけなのに、なぜかあっという間に勃たされてしまう。彼女の触り具合が、最高に合う。
 お泊まりもOKで、寝るときは握ったまま。だから、真夜中でも夜明け前でも、何度も何度も火がついて、セックスに没頭する一夜になってしまう。

 挿入はもちろん、生でOK。周期は僕が把握しているので、中出しも任せてくれる。
 こんな女の子、手放すわけ、ないよね。

 ラストは、華チャン。ヤフー知恵袋のアダルトカテゴリで知り合い、残念ながら遠方のため、これまでの逢瀬は1回だが、メール交換は続いている。まだ会えていない里チャンとも、そのうち機会があるかもしれない。


ぶるう浪漫:「やりまくり」というタイトルの割には、1回きりの女の子が多いですね。継続してるのは、ええと……。
スケベガオ:風チャンと、光チャンです。エッチしたのはまだ1回だけど、華チャンともいい雰囲気で続いています。
ぶるう浪漫:ところで、今回は「続くか続かないか」がテーマのようですね。
スケベガオ:ええ、そういう視点で書いてみました。
ぶるう浪漫:基本的に男の魅力と、マメさかなって思っていたんですが、それだけじゃ、ないようですね。
スケベガオ:やはり、特別な魅力に満ち溢れた男でないと、遠距離というのは、ネックになるようです。恋人同士でも大変なんだから、セックス目的の男女が、そこまで苦労して会う、というのは非現実的なんです。
ぶるう浪漫:スケベガオさんに恋愛感情のある女性も、いらっしゃるようですね。
スケベガオ:でも、高速で1時間圏内ですから。それに、恋愛感情というと何か特別な印象を与えるかもしれませんが、要するに「好き」ってことでしょう。好きの強さは様々でしょうけれど、「嫌い」な人と会ったり、ましてセックスしたりなんて、普通はできませんよ。
ぶるう浪漫:風チャンは、次から次へとネットで男漁りをしたり、何人も同時にお付き合いしてはいないようですが、光チャンはどうですか?
スケベガオ:彼女は独身ですから、旦那さんはいませんし、恋人もいないと聞いています。
ぶるう浪漫:つまり、近距離であることと、他に誘ってくれる男を何人もキープしてるわけじゃない、っていう共通点がありますね。
スケベガオ:そこです。長続きするには、そういう女性を選ばないといけません。でも、ネットで出会って気軽に誘いに応じてくれる人というのは、相手が複数いることが多く、「僕である必要は必ずしもない」ということですね。まして、距離を越えてってのは、困難なのだ、という結論です。
ぶるう浪漫:でも、そういう女性でないと、なかなかベッドインにこぎつけなさそうじゃないですか。
スケベガオ:そういうことです。だから、粘りが大切。
ぶるう浪漫:ていうか、風チャンも、光チャンも、相手から言い寄って来てて、スケベガオさんからアプローチしていませんよね?
スケベガオ:そうです。出会いを目的としていたわけでもないし、HPを開いていただけで、「待ちの姿勢」だった……、いえ、期待していなかった分、それ以下だったわけです。
ぶるう浪漫:う〜ん、でも、そんなアドバイスじゃ、出会いを期待している男性諸君は、対策の立てようがない。
スケベガオ:だから、最初から申し上げているように、ネットであっても、本質的にはリアルの出会いと変わらない。HPやブログやSNSなど、利用できるものはたくさんあるけど、そこでしっかり、自分がどんな人かを、きっちり主張していくことですね。
ぶるう浪漫:スケベガオさんから、ネット上の女性にアプローチはしないんですか?
スケベガオ:将来的には、そういうこともあるかもしれないけれど、今のところは、ないです。
ぶるう浪漫:どうしてですか?
スケベガオ:多くの人が、「出会いを求めているわけではない」と、直接的または間接的に宣言していますし、誘えば乗ってきそうな女の子の所には、男からのメールなどが押し寄せていて、競争率が高いはず。おまけに、先に述べた理由もあって、首尾よく一度はエッチできても、継続の可能性が高いとは言い難い。
ぶるう浪漫:きちんと自分を見せて、じっと待つ。その方が、結局、近道、ということですか。
スケベガオ:私の体験上では、現在のところ、そういう結論です。

ぶるう浪漫:さて、10回にわたりお送りしてきたこのコーナーですが、今回をもちまして、いったん終了とさせていただきます。スケベガオさん、ありがとうございました。
スケベガオ:こちらこそ、ありがとうございました。
ぶるう浪漫:また新たな進展や、新しい出会いがあれば、続編もお願いできますか?
スケベガオ:ええ、喜んで。
ぶるう浪漫:それでは、しばしのお別れです。読者の皆様も、ご愛読ありがとうございました。スケベガオさんへのご質問のある方、アドバイスの欲しい方は、メールでどうぞ。エッチなお悩み相談で、回答を掲載させていただきます。


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